手ぶらでラクラク&贅沢キャンプ!
グランピングって知ってる?

キャンプの新たなスタイルとして脚光を浴びているグランピング。
アウトドアの楽しさやワクワク感をちょっと贅沢に、そして手軽に楽しめるシステムで、この夏注目のレジャーです。

更新日:2014.07.10

もっと手軽に・・・もっと快適に

先日、六本木で大規模なアウトドアイベントが開催され、話題となりました。中には、リゾートホテルのような雰囲気を漂わせる大掛かりなセットも展示されていましたが、その出展者がイメージしたのは、砂漠を往く昔の欧州富裕層のキャラバン隊の雰囲気だとか。それは、家具から各種テーブルウェア、ワードローブに、料理人までが同行という、まるで移動ホテルのような規模だったと言います。来場者の多くが口にしたのが「これがキャンプ場にあらかじめセットされていたらいいのに…」という言葉。そうなんです! 手ぶらでBBQが大人気の昨今、キャンプだって手ぶらで楽しめたら! と思っている方も多いんですね。

キャンプは楽しんでみたいけど、いろいろな用具を準備して運んだり、設営や撤収するのが負担だったり、野外は寒かったり暑かったり、敷居を高いと感じさせる要素がまだ残っているようです。
このコーナーで以前紹介した「バンガローキャンプ」や「コテージキャンプ」も、そんなリクエストに応えるスタイルとして注目されてきましたが、最近はさらに進化した手ぶらキャンプが人気を集めているようです。そこで今回は、最近話題の簡単&贅沢なニューフェイスを紹介しましょう。

快適性を重視したキャンプスタイルは、その一方でちょっと敷居が高い印象もあります

グランピングって何?

面倒なことはイヤだけど、アウトドアの楽しさは満喫したい…。
そんなリクエストに応えるように、このところ人気を集めているのがグランピング。『日経トレンディ』誌の2014年ヒット予測ランキングでも3位に入った新たなコンセプトのアウトドアレジャーです。
簡単に言えば、とっても簡単でちょっと贅沢、そしてオシャレでスタイリッシュな感覚の新しいキャンプスタイル。グランピングとはグラマラス(glamorous)とキャンピング(camping)を合わせた造語だとか。キャンプとリゾートホテルのいいトコ取りと言ってもいいかもしれませんね。

「伊勢志摩エバーグレイズ」は、日本におけるグランピングのパイオニア的存在

その多くは敷地内に、ログハウスやトレーラーハウス、大型テントが設置され、宿泊するためのすべての準備が整えられています。通常のテント泊ではキャンプ用ベッドや折り畳みテーブル&チェアを持ち込む程度ですが、ここではリゾートホテルのようなデザイン家具、調度品が用意されていることも珍しくありません。空調やシャワーはもちろん、施設によってはジャグジーだって楽しめます。

もちろん、サービスも上級。BBQなどアウトドア料理を面倒な準備なしで満喫できるのは当たり前で、専属シェフによるレストランクオリティの夕食を提供する施設もあります。食&住のすべてをバックアップし、ゲストはただ楽しむことに集中すればいい…というわけです。 日本におけるグランピングのパイオニア、三重県の「伊勢志摩エバーグレイズ」では、ホテル並みの設備、サービスを満喫できる上に、ウォーターフロントなので部屋に続くウッドデッキからそのままカヌーにエントリーなんて贅沢も味わえるのだとか…。人気急上昇なのも納得ですね。

デッキでのんびりとワインを楽しんだり…、そのままカヌーに乗って水上にエントリーしたり…

家族の夏休みにぴったり

さて、こんな魅力たっぷりのグランピングですが、夏休みのプランとしてもおすすめです。家族で出かけると、どうしても荷物が増え準備も大変。子どもは大喜びなのに、お父さんやお母さんはグッタリ… なんてことも珍しくありません。

グランピングなら、そんな心配は無用。料金だって、道具を買い揃えたり、食材の準備や保冷したりする手間などを考えれば、むしろ割安に感じることもあります。
これからの季節、朝夕の涼しい時間はアウトドアを満喫して、暑さが厳しくなってきたら空調の効いた室内でのんびり…もちろん蚊やアブに悩まされることもありません。

また、東京都の豊洲にできた「WILDMAGIC」のような、大都市内でその楽しさを味わえる施設も誕生しています。
どんどん進化するグランピングの世界。この夏のプラン候補に加えてみてはいかがですか?

銀座に程近い豊洲に誕生した「WILDMAGIC」。グランピングを楽しめる施設もあって、都会にいながらその魅力を満喫できる

グランピングテントの中にはシャンデリアやベッドが…。その先には東京の夜景が広がる

※このコンテンツは、2014年7月の情報をもとに作成しております。