キャンプの名脇役が大変身!
おしゃれな
木製ウォータージャグカバー

更新日:2017.05.31

ウォータージャグをおしゃれでスタイリッシュなアイテムに変身させる、木製ウォータージャグカバーの作り方をご紹介。木の質感はキャンプサイトにピッタリ!DIY初心者でも手軽にチャレンジできるので、ぜひ作ってみてください。

How to make -作り方-

図面

寸法図

組立図

材料

※寸法表記:W(幅)、H(高さ)、D(奥行き)、t(厚み)
※木材はすべて「ホワイトアッシュ」を使用。

【木材】

・箱用
  • A. W345 × H255 × t9mm / 2枚(側板)
  • B. W345 × D90 × t9mm / 1枚(底板)
  • C. W335 × D90 × t9mm / 1枚(天板)
  • D. H237 × D90 × t9mm / 1枚(後板)
・蓋用
  • E. H246 × D90 × t9mm / 1枚
  • F. D75 × H18 × t9mm / 1枚(取手用)
・装飾用
  • G. H260 × W30 × t9mm / 4枚(側板用)
  • H. H260 × D18 × t9mm / 2枚(後板用)
  • I. H260 × D24 × t9mm / 2枚(蓋側用)
  • J. W363 × D18 × t9mm / 2枚(天板用)

【その他の材料】

  • ・ウォータージャグ(3L容量) 約W300 × H225 × D70mm
    (富士商「スリム ウォータータンク 3L」)
  • ・ステンレスジャグコック
    (リマ「ステンレスジャグ10・20用 2WAYコック(交換用)」)
  • ・両面テープ
  • ・簡易断熱材
  • ・隠し釘
  • ・塗料(ナチュラル、ウォルナット、チーク)

工具

  • 金づち
  • 電動ドリル
  • フォスナービット
  • 穴開け錐
  • クランプ
  • カッター
  • ノコギリ
  • ボンド

作り方

1.ウォータージャグのコックを付け替える

ステンレスジャグコックのねじ込み径を測る。元のプラスチック製のジャグコックの根元(本体とのネジ接続部)に、測ったねじ込み径より少し小さめに穴をあけ、そこにステンレスジャグコックをねじ込むとこのカタチに。

これをジャグ本体に取り付け、置いた状態でコックの首の径と首の高さを測定しておく(Eの蓋板の切り込み位置確認のため)。

2.箱型を作る

BCDの側面にボンドを塗り、A(片側1枚)に貼り合わせて1面あいた状態の箱型を作る。
Aのもう片方は、簡易断熱材を貼った後に貼るため、ここでは貼り合わせない。
C(天板)はB(底板)よりも10mm短い設計。最終的には、Cの上部からE(蓋板)をスライドさせて蓋をする構造となるため、貼り合わせの際はズレのないように注意。

固定しづらい場合は、隠し釘を打つ。

簡易断熱材を設置するための両面テープを貼り、簡易断熱材を貼る。

最後に、残っていたAをボンドで貼り、箱型を作る。

3.箱板の周囲に装飾

Aの両端に上(=C側)を揃えて、Gを貼る(Gが下に5mmはみ出す状態になる。両面、合計4カ所)。

残りの装飾用の板を貼っていく。

【前(蓋側)】
IGの側面に貼る(2カ所)。内側に6mm程度ずつはみ出すが、これが蓋の溝の役割になる。
Iの貼り合わせが内側にズレすぎると、ウォータージャグが入らなくなってしまう恐れあり。ズレのないように注意。

【後ろ】
HGの側面に貼る(2カ所)。

【上】
JGHに沿って貼る(2カ所)。この際、Eの蓋が入る隙間を確認し、Aの内側よりはみ出さないように。

4.蓋板を作る

Eに、手順1で測っておいた高さの位置でジャグコック用の穴を開ける(コックの首径より数mm大きめに開けるのがコツ。首部分の高さよりも数mm高く)。

穴の外側に沿って線を引き、ノコギリでカットする。

箱の上部から溝に合わせてEを差し込む(キツい場合はヤスリで削る)。Eが差し込めるようになったら差し込んだ状態で、取手のFの位置を決めてボンドで貼る。

5.完成

塗装をして完成(塗装法は塗料の仕様に準じる)。

ワンポイントアドバイス

・作業工程は、ほとんどがボンドでの固定。貼り合わせ部分が動かないよう、隠し釘や化粧釘などを使うと作業がしやすい。
・ボンドが接着面からはみ出た状態で乾くと塗料を弾いてしまうので、木材を貼り合わせる際には、水に濡らしたウエスでボンドをしっかりと拭き取りながら作業をする。