こいしゆうかのキャンプ場レポート
「喜多川キャンピングベース
(埼玉県)」

更新日:2023.07.12

今回のキャンプ場案内人

こいしゆうか 男性目線で語られがちなキャンプに女性目線を取り入れた、女子キャンプの第一人者

キャンプ場自体が地域の自然保護に貢献!
美しい森を守る取り組みを実践するキャンプ場をご紹介

日頃から仕事にプライベートに様々なキャンプ場を訪れているHondaキャンプ制作メンバー。数多くのキャンプ場があるなか、メンバーそれぞれが気になっているキャンプ場へ実際に訪れて取材し、キャンプ場の魅力を紹介します。

今回紹介するのは、とても居心地のいい高規格キャンプ場として注目を集めている、埼玉県飯能市の喜多川キャンピングベースです。キャンプ場自体が適切な間伐を施し、陽光を取り入れて「森を元気にする」ことと、キャンパーが過ごしやすい「開放的な空間」をつくり出すことを両立。

さらに、「施設には地元産の木材を使用する」など資源の有効活用にも力を入れており、森がいかに大切かということについても気づかせてくれます。

キャンプ場の人気の理由と、地域の自然との関わり方について興味を持ったこいしゆうかが、訪れた様子と感じたことをレポートします。

こいしゆうか

地元産の木材をふんだんに使ったり、地域のコミュニティに根差したキャンプ場経営、森の重要性を楽しみながら学べるさまざまなワークショップを行うなど、普段なかなか見ることがないおもしろそうな取り組みに興味津々です。

※キャンプ場の営業期間は天候などにより変更される場合があります。事前にキャンプ場へ直接お問い合わせください。

ロケーション喜多川キャンピングベースは
段々状の開放的なロケーションです

段々状に作られた場内は見渡す限り自然に包まれ、開放感抜群

林業が盛んな埼玉県飯能市の山間に、山の地形を生かしてつくられたオートキャンプ場です。オープンは2020年6月と新しく、キャンプサイトにはすべてウッドデッキが設置され、豊富な木々に囲まれた自然環境と相まってとても美しい景観です。

場内の建造物にはすべて、地元の良質なスギやヒノキなどの「西川材」が使われていて、森の有効なサイクル法を考えた取り組みを実践しています。

アクセスは都心方面からだとクルマで約2時間、電車の場合は西武鉄道・西吾野駅から徒歩で20分。気軽に訪れることができる魅力的な立地です。電車のキャンパーは、事前に連絡をすれば最寄の西吾野駅まで送迎をしてくれます。

こいしゆうか

立体的なつくりで視界がとても広くて開放感抜群。サイトが全部ウッドデッキでとてもキレイです。地元産の木材を使用する=この土地の森が元気に持続できる。というサイクルが生まれているんですね。木々がぎゅうぎゅうに混み合っていては、森が死んでしまう……。間伐の大切さにも気づきました。

ウッドデッキサイトは区画タイプが26区画と、区画なしのフリーサイトが約5張分。コテージなどの宿泊施設はありません

ウッドデッキサイトは区画タイプが26区画と、区画なしのフリーサイトが約5張分。コテージなどの宿泊施設はありません

キャンプ場の下には小川が流れ、川遊びができます。夏はひんやり気持ちいい!

キャンプ場の下には小川が流れ、川遊びができます。夏はひんやり気持ちいい!

場内は段々状になっていて、最下層のセンターハウスから各キャンプサイトへ坂道を上がります。キャンプサイトの内訳は、広めの「ファミリーサイト」が18区画、ソロやカップル向けの「スモールサイト」が5区画、大人数に対応する「グループサイト」が3区画、区画なしのフリーサイトが約5張分です。いずれもサイトにクルマを横付けできます。

キャンプサイト適度なプライバシーが保てる!
地元の西川材を使った全面ウッドデッキ

スペースに余裕があるファミリーサイト

スペースに余裕があるファミリーサイト

サイト内に木があるところでは、ハンモックをつるせます

サイト内に木があるところでは、ハンモックをつるせます

小ぶりなソロ・カップル向けのスモールサイト

小ぶりなソロ・カップル向けのスモールサイト

喜多川キャンピングベースの最大の特徴が、地元の西川材を使用したウッドデッキのキャンプサイトです。一般的なキャンプサイトだと、地面にペグを打ち込んでそこにテントフロアのループやガイロープを引っ掛けて設営します。ところがコチラのウッドデッキにはペグを打ち込めません。そこで登場するのが、オリジナルのウッドデッキ専用ペグです。

ワンポールテントやトンネル型テントなどの非自立式タイプでも設営がしやすいよう、ウッドデッキ専用の特製ペグを無料で貸し出してくれます。

自然の地形を生かしたキャンプサイトは形やサイズがさまざまで、中にはサイト内に木立が配置されているところも。サイトによって使用できるテントのサイズが限られることがありますので、事前に確認しておきましょう。Wi-Fiが全域で使用できるので、ワーケーションにもおすすめです。

また、ウッドデッキ上の注意点ですが、焚き火をしてはいけません。各サイトのデッキの横にある焚き火スペースで行いましょう。

フリーサイト以外のサイトには1000WのAC電源を完備しているので、寒い時期には暖房家電を使っての快適なキャンプが手軽に楽しめます。

こいしゆうか

ウッドデッキサイトには雨水が溜まることがないですし、テントが泥などで汚れることもありません。また、フリーサイト以外は個別の区画で隣接サイトとの距離が適度にあり、プライバシーが保たれて、とても居心地がいいですよ!

設備シャワーにサウナ、薪風呂まで
水回りがキレイで女性にもうれしい!

トイレ棟は場内にバランスよく配置され、どのサイトからでも不便は感じない

トイレ棟は場内にバランスよく配置され、どのサイトからでも不便は感じない

屋根付きの炊事棟には専用の洗剤を完備。温水が出る給湯器がひとつあるので寒い時期の利用にはありがたい

屋根付きの炊事棟には専用の洗剤を完備。温水が出る給湯器がひとつあるので寒い時期の利用にはありがたい

センターハウス内の女性トイレにはドライヤー、化粧水、乳液などがそろう

センターハウス内の女性トイレにはドライヤー、化粧水、乳液などがそろう

場内の施設はとても清潔に保たれていて、段々状につくられているキャンプ場ですが、トイレ・水場・灰捨て場が上段・下段エリアにバランスよく配置されているため、上ったり降りたりする手間は少ないです。ゴミは持ち帰りなので、極力ゴミを出さない、持ち込まない工夫をしましょう。

センターハウスの売店では薪や炭のほか飲み物、氷、燃料、カップ麺、調味料などを販売しています。食材がなんでもそろうわけではないので、事前に買い出しは済ませておきましょう。

薪ストーブで温まるフィンランド式のテントサウナと、大きな樽型の薪風呂「ホットタブ」も要注目。5名くらいで一緒に入れるので家族でも楽しめます(水着の着用が必須です)。どちらも事前予約が必要で、1日1組限定のグループ貸し切りです(4時間8,800円)。

シャワールームは20分500円で利用ができます。コイン式ではないため、利用の際はセンターハウスでの受け付けが必要です。

こいしゆうか

各施設は木の温もりがあって、トイレもシャワーもとにかく全部キレイです。女性やビギナーでも安心して過ごせる配慮がところどころに見られます。

取材を終えて支配人とスタッフの笑顔を中心とした
コミュニティーの輪がステキ

「今後はさらに上部に、眺望抜群の天空サイトを新設します。ご期待ください」と支配人の合田忠功さん

施設の美しさ、快適なウッドデッキサイトでのキャンプのしやすさ、開放的なロケーションなどが相まって、このキャンプ場で初めてのキャンプをして、それから通い続けているリピーターが多いというのもうなずけます。
喜多川キャンピングベースは、のんびりと腰を落ち着けてキャンプを楽しめる場所です。

支配人の合田忠功さんをはじめ、スタッフのホスピタリティーが最大の魅力です。スタッフの中には、もとはお客様として喜多川キャンピングべースに通っていた方もいるそうです。

また、「100年続く森を育てるための、間伐を知る」というキーワードのもとに「川上ノ森オーナーズクラブ」会員を募集。会員になると宿泊特典が得られるほか、伐採見学・伐採体験、植樹体験などに参加でき、森を守ることの大切さも楽しく学べます。

喜多川キャンピングベースは、「自然環境と真面目に向き合い、敬意を払う」ということを、堅苦しさ抜きに感じ取れる場所。
一度訪れると新たなキャンプの楽しみ方、自然との関わり方について新たな発見ができることでしょう。

こいしゆうか

キャンプ場を中心にして、人と自然との上手な繋がりが見えたし、なんといってもキャンプを愛する人たちの輪がステキ!リピートしたくなるほどの居心地のよさが、ここにはありました。

今回紹介したキャンプ場

喜多川キャンピングベース
〒357-0201 埼玉県飯能市北川318
http://www.kitagawa-cb.jp/

※このコンテンツは、2023年7月の情報をもとに作成しております。
※お出かけ前に電話やホームページなどで最新の情報をご確認ください。