大型除雪機「HSL2511」をモデルチェンジし受注開始

~後進時の安心機構を充実させ、新たな除雪機安全規格に適合~

 Hondaは、大型除雪機「HSL2511」を一部改良し、本日より全国のHondaパワープロダクツ・除雪機取扱店※1にて受注を開始します。
 なお、本製品の発売は今夏を予定しています。

大型除雪機HSL2511(JRG)
大型除雪機HSL2511(JRG)
後進ストップレバー(下部)  (写真はウエイト[別売]装着時)
後進ストップレバー(下部)
(写真はウエイト[別売]装着時)

 HSL2511は、電子制御燃料噴射装置(Fuel Injection)を採用したエンジンの搭載により、優れた始動・メンテナンス性に加え、高い燃費性能を実現した大型除雪機です。また、Honda独自のオーガ操作支援機能「スマートオーガシステム」※2の採用で使いやすさとパワフルな除雪能力を両立させたモデルとしてご好評をいただいています。

 今回のモデルチェンジでは、作業者が除雪機と雪壁や建物などとの間に挟まれた際に脱出を支援する非常停止装置「後進ストップ装置」の「後進ストップレバー」を、従来のハンドル上部に加えて下部にも新たに追加。除雪機の後進中にレバーを押すことで速度を減速・停止させ、さらに押し続けることで微速前進に自動で切り替わる機構で、立位作業時だけでなく、万が一の転倒時も想定したつくりとしました。
 この仕様を含め、新HSL2511は「歩行型除雪機安全規格」※3に適合しています。

 Hondaの除雪機シリーズは、雪を押して集め除雪するブレードタイプに加え、雪を砕いて飛ばすロータリータイプで小型から大型モデルまで揃えるなど、積雪量や雪質、用途に応じた多彩なラインアップをご用意しています。また、扱いやすくパワフルな除雪を実現するハイブリッド機構やクロスオーガなどの独自の技術は、多くのお客様からご支持をいただいています。
 これら全てのHonda除雪機は「歩行型除雪機安全規格」に適合しています。今後も、お客様に安心して除雪作業を行っていただける製品をお届けしていきます。

Honda除雪機取扱店につきましては、以下のサイトより検索できます。
https://shopsearch.honda.co.jp/power/area/cat_snow/op_shopping/

JRGタイプに搭載。加速度センサーで機体の姿勢変化を検知し、3つのオーガ操作機能(オーガアシスト、オーガリフト、オーガリセット)により除雪作業をサポートするシステム

国内で歩行型ロータリー除雪機を製造・販売する各社が加盟する業界団体「除雪機安全協議会」によって策定された、除雪機による事故を防止するための自主規格。規格に適合した歩行型ロータリー除雪機には、SSS(Snowthrowers-Safety-Standard)マークが貼付されています。
除雪機安全協議会からの除雪機事故防止に関する注意喚起は下記のサイトをご覧ください。
http://jfmma.or.jp/jyoankyo.html

メーカー希望小売価格(消費税10%込み)

HSL2511(JR) 1,727,000円(消費税抜き本体価格 1,570,000円)

HSL2511(JRG) 1,859,000円(消費税抜き本体価格 1,690,000円)

主要諸元

寸法・重量 モデル名 HSL2511
タイプ(区分) JR JRG
全長(mm) 2,415 2,455
全幅(mm) 1,100
全高(mm) 2,000(シューター角度前傾時)
2,060(シューター角度後傾時)
機体質量[全装備重量](kg) 615 620
除雪部 除雪幅(mm) 1,100
除雪高(mm) 715
オーガ径(mm) 500
投雪部 ブロア径(mm) 460
ブロア周速(m/s) 27
投雪口 回転角度 260°
上下角度 95°
エンジン性能 種類 空冷4ストロークV型2気筒OHV
(燃料供給装置形式:電子制御燃料噴射)
総排気量(cm3 688
最大出力/回転数
(kW[PS]/rpm)
16.5[22.4]/3,600
最大トルク/回転数
(N・m/rpm)
46.7/2,500
使用燃料 自動車用無鉛ガソリン
燃料タンク容量(L) 25
始動方式 セルフスターター
その他 走行変速方式 油圧式無段変速
作業灯 (丸形)12V-18W、(角形)12V-23W
JANコード 4945943203810 4945943203827

ここに表示したエンジントルク、またはエンジン出力はSAE J1349に準拠して表示の回転数(エンジントルク、エンジン最大出力)で測定された代表的なエンジンのネット値です。量産エンジンの出力はこの数値と変わることがあります。完成機に搭載された状態での実トルク・実出力値は、エンジン回転数、使用環境、メンテナンス状態やその他の条件により変化します