Hondaとゼネラル・エレクトリック社(GE)による折半出資子会社であるGE Honda エアロ エンジンズ(GE Honda Aero Engines, LLC、以下GE Honda)は、スイスのジュネーブで開催されているビジネス航空ショーのヨーロピアン ビジネス アビエーション コンベンション アンド エキシビション(EBACE2015)にて、現地時間5月18日に以下の発表を行いましたので、その内容をご案内いたします。
<ご参考>
GE Hondaは、欧州での事業開始に先立ち、量産型ターボファンエンジン「HF120」の欧州における型式認定取得に向け、欧州航空安全局(European Aviation Safety Agency、以下EASA)が定める必要書類をEASAに提出しました。型式認定取得は2015年第4四半期を計画しています。
また、GE Hondaの認定サービス拠点として、タグアビエーション社(英国)、ラインランドエアサービス社(ドイツ)のほか、新たに英国バーミンガムを拠点とするマーシャルアビエーションサービス社を加え、欧州地域でも業界トップレベルのサービスを提供できる体制の構築を進めています。
GE Hondaは、既に発表している「エンジンメンテナンスケア」(EMC)プログラムを、欧州を含むGE Hondaの認定サービス拠点を通して販売・提供するほか、インターネット上にお客様サポート専用サイト「mygehonda.com」を新たに開設し、カスタマーサービス体制の強化を図ります。
HF120の生産を担当するホンダ エアロ インク(Honda Aero, Inc. 以下、HAI)のバーリントン工場(米国ノースカロライナ州)は、今年3月に米国連邦航空局(Federal Aviation Administration、以下FAA)から製造認定を取得しました。2015年における「HF120」の生産数は、100基を計画しています。
2013年12月13日に米国連邦航空局(FAA)より連邦航空規則のPart 33が定める型式認定を取得。
クラストップの低燃費と耐久性、世界最高レベルの環境性を兼ね備え、新たなスタンダードとなるべく開発された定格推力2,095ポンドのエンジンで、以下の技術的特長を備えています。
Hondaの全額出資で2004年に設立された航空エンジン事業子会社
藁谷 篤邦(わらがい あつくに)
米国ノースカロライナ州バーリントン
Hondaの航空エンジン事業に関わる開発以外のすべての統括。具体的には、部品調達やエンジン生産など
GEとHondaの共同出資で2004年に設立された航空エンジン合弁会社
スティーブン・シャクナイティス(Steven Shaknaitis)
米国オハイオ州シンシナティ
機体メーカーへの営業、カスタマーサポートなど