Hondaは、2013年1月に南米のアルゼンチン、チリ、ペルーを縦断して開催される「ダカールラリー2013※(正式名称:ダカールラリー2013・ペルー・アルゼンチン・チリ)」のモト部門(二輪車)にワークス参戦します。Hondaはダカールラリーの前身である「パリ・ダカール・ラリー」のモト部門に1981年から89年までの9年間参戦し、5回の優勝を果たしています。Hondaがワークス参戦するのは24年ぶりとなります。
チーム名は「Team HRC」で、参戦ライダーは、昨年のダカールラリー2012で3位入賞のエルダー・ロドリゲス(ポルトガル)をはじめ、モトクロスやエンデューロレースの経験豊富なフェリペ・ザノル(ブラジル)、サム・サンダーランド(イギリス)、ハビエル・ピゾリト(アルゼンチン)の4名です。参戦車両は「CRF450X」をベースに、(株)本田技術研究所 二輪R&Dセンターが開発・製作するプロトタイプマシンです。CRF450Xは、扱いやすさと戦闘力の高さから世界各地のエンデューロレースに使用され好評を得ているモデルです。また、市販のCRF450Xへの装着を前提としたキットパーツも同時開発し、一部のチームへ提供する予定です。
「一日に数百kmを走破し2週間以上におよぶこのレースには、現在参戦中のモトクロスやトライアル、ロードレースなどとは全く違う要件のマシン作りが求められています。Hondaは、総力を挙げて強くて勝てるマシンを開発し、参戦初年度から優勝を目指します」