洪水被害により2011年10月4日から生産活動を停止し、3月26日に生産を再開したホンダオートモービル(タイランド)カンパニー・リミテッド(以下、HATC 本社:タイ・アユタヤ、ロジャーナ工業団地)は、本日3月31日に生産再開を祝う式典を開催しました。式典には来賓としてタイのインラック首相、在タイ日本国大使館の小島誠二大使らを迎え、Hondaからは代表取締役社長 伊東孝紳、アジア・大洋州本部長 小林 浩などが出席しました。
Hondaは、HATCをアジア・大洋州地域における最重要拠点の一つとして位置づけ、一日も早い再開に向けて、全社を挙げて復旧に取り組んできました。HATCは4月の第2週より通常生産に回復する見通しで、今後も一日でも早くお客様に製品をお届けできるようアユタヤでの生産活動を継続していきます。
また、タイのHondaグループは「Honda Khiang Khang Thai Fund(ホンダ キアン カーン タイ ファンド)」を設立し、Hondaの二輪・四輪・汎用製品がタイで一台売れるごとに、製品別に設定した金額をこの基金へ積み立てます。2012年度末には約3億バーツの積み立てを目標とします。Hondaは、将来タイで自然災害が発生した際にこの基金を通じてタイの皆様を支援するとともに、今後もタイでの事業活動拡大を通して地域社会に貢献していきます。
「今回、HATC復旧にあたりさまざまなご支援とご理解をいただいたタイ政府の方々やお客様、また、復旧に携わった従業員にこころから感謝します。タイは、生産・研究開発拠点として、Hondaの事業にとって欠かすことができません。Hondaは、アジア・大洋州地域への製品供給拠点として、市場の成長に合わせてタイでの事業拡大を継続します。Hondaは、タイで事業を始めてから48年間、タイの皆様や地域社会と友好な関係を築いてきました。タイで存在を期待される企業であり続けることがHondaの目指すところであり、それを達成するためには地域との協力関係が不可欠です。その協力関係を今後も維持・継続することにより、タイの皆様との絆をより一層深めていきたいと考えます」
タイ アユタヤ
小林 浩(こばやし ひろし)
54億6,000万バーツ
1本田技研工業株式会社 75.94%
アジアホンダモーターカンパニー・リミテッド 13.05%、その他 11.01%
四輪車の製造・販売
2000年12月
約4,000名
四輪完成車 24万台/年