Hondaは国内の四輪販売店において、2013年度末までに全国合計1メガワットの（株）ホンダソルテック^※1製太陽光発電システムを設置するプロジェクトを計画し、本日、そのプロジェクトにおける最初の設置店となる、「Honda Cars 東京中央 足立小台店」（東京都 足立区）へ9キロワットの太陽光発電システムを設置しました。

　これまでもHondaは低炭素社会の実現を目指し、自動車業界において国内トップとなる合計3.3メガワットの太陽光発電システムを日本国内の各事業所に設置してきました。以前より、国内の四輪販売店にも太陽光発電システムを設置してきましたが、販売領域におけるさらなるCO₂排出量削減を目的に、現在の発電量などを表示する、お客様向けの太陽光発電モニターの設置を含めた、この設置計画を決定しました。また、2013年稼働開始予定の寄居工場には国内自動車工場として最大となる、2.6メガワットのホンダソルテック製太陽電池を設置する予定です。

　ホンダソルテックのCIGS薄膜太陽電池^※2は、製造過程における使用エネルギーが少ないうえ、曇天時や、朝や夕方の弱い太陽光でも結晶シリコン系太陽電池と比べて発電量が多いという特性があり、全国の販売店へ設置を予定している合計1メガワットの太陽光発電システムによる予測年間CO₂削減効果は約310t^※3となります。

　Hondaは、「自由な移動の喜び」と「豊かで持続可能な社会」の実現を目指し、二輪車、四輪車、汎用製品の生産および使用時におけるCO₂排出削減に加え、家庭用ガスエンジンコージェネレーションユニットや薄膜太陽電池など、各家庭でエネルギーを創出する商品を展開することにも力を注いでいます。今後は、CO₂排出「ゼロ」、エネルギーマネジメント技術によるエネルギーリスク「ゼロ」、リデュース・リユース・リサイクルで廃棄物「ゼロ」という「トリプルゼロ」の考えのもと、気候変動、エネルギー、資源問題にHonda独自の技術と事業活動で取り組むことで、究極の目標である環境負荷ゼロ社会の実現を目指していきます。