ニュースリリース

2011年11月17日ニュースリリース

家庭用小型コージェネレーションシステム「エコパワー1.0」がドイツ・サステナビリティー・アワード2011を受賞

Hondaのドイツ現地法人であるホンダドイチェランド・ゲー・エム・ベー・ハー(本社:オッフェンバッハ市 社長:福田 唯史)は、2011年11月8日に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。

<ご参考>
 Hondaとドイツの暖房・給湯機器専門メーカーであるバイラント社(本社:ドイツ・レムシャイド市)が共同開発したヨーロッパ初の一戸建て住宅用小型コージェネレーションシステム「エコパワー1.0」が、ドイツ・サステナビリティー・アワード2011の「最も持続可能な商品・サービス部門賞」を受賞しました。この受賞は、熱と電気を同時に供給する「エコパワー1.0」の経済性や環境性能が、持続可能な商品・サービスとして高く評価されたものです。

家庭用コージェネレーション(熱電併給)システム「エコパワー1.0」

家庭用コージェネレーション(熱電併給)システム「エコパワー1.0」

ドイツ・サステナビリティー・アワードについて

 ドイツ・サステナビリティー・アワードは、事業成立性、企業の社会的責任、環境負荷の低減を同時に達成することにより、持続可能な地球環境を実現する模範的企業や商品、ブランドに対し授与されます。最も重視される点はブランド経営における一貫した環境負荷軽減、および環境問題への取り組みです。表彰の目的は、企業が環境問題への取り組みを積極的に行い、持続可能な社会を創出していくという考え方を社会に定着させることにあります。
 ドイツ・サステナビリティー・アワードは、ドイツ連邦政府、ドイツ持続可能開発協議会、事業連合、市民社会団体、研究機関とともにドイツ・サステナビリティー・アワード協会(Stiftung Deutscher Nachhaltigkeitspreis e. V)の主導のもとに推進されている権威ある賞です。

家庭用コージェネレーション(熱電併給)システム「エコパワー1.0」

 バイラント社は、今夏よりHondaと共同開発した一戸建て住宅用の小型コージェネレーションシステム「エコパワー1.0」のドイツ国内での設置を開始しました。この家庭用小型コージェネレーションシステムは、家庭で熱と電気を同時に供給できるため、高効率でロスが少なく、環境負荷を低減できます。その結果、光熱費を節約できるだけでなく、最大約50%のCO2排出量低減が期待できます。
 このシステムは、Hondaが開発した家庭用ガスエンジンコージェネレーションユニットを核に、バイラント社が開発した300Lの多機能貯湯ユニット、ピーク負荷用の高効率ボイラー、システムコントローラーで構成されています。システムの最大出力は、各住宅の熱需要に応じて調整できます。また、この画期的なシステムは、新築だけでなく既存の住宅への設置を可能としています。

  • バイラント社調べ。ドイツにおいて最適な環境下で使用した場合、既存の暖房機器との比較