2011年06月14日ニュースリリース
2011年度 連結業績見通しおよび配当予定について
Hondaは、2011年4月28日の2010年度（2011年3月期）決算発表時に未定としていた2011年度（2012年3月期）連結業績見通しを本日開催の臨時取締役会で決議しましたので、お知らせいたします。
東日本大震災後の部品供給の制約による影響を受けていた四輪車の生産については、日本国内は6月下旬から、海外は8月から9月にかけておおむね正常化する見通しです。生産の回復に伴い販売の挽回を図るものの、引き続き一部のモデル・タイプで部品供給に制約が残るため、グローバルでの四輪事業の売上台数は330万台にとどまる見込みです。
2011年度の連結業績見通しは、1米ドル80円、1ユーロ110円の為替前提で、売上高は8兆3,000億円と前年度に比べ7.1％の減収、営業利益は2,000億円と64.9％の減益、関連会社持分利益は1,000億円と28.4％の減益、当期純利益※1は1,950億円と63.5％の減益となる見通しです。
前年度からの営業利益の変動要因は、東日本大震災の影響による四輪事業の売上台数の減少および原状回復費用、為替変動、原材料価格の高騰、次世代商品や環境技術の開発強化に伴う研究開発費の増加などです。
なお、当年度の年間配当金は、前年度に比べ1株当たり6円増配の60円を予定しています。
2011年度（2012年3月期）通期連結業績見通し
| （単位：万台、億円） | 10年度 実績 |
11年度 見通し |
対10年度 増減 |
対10年度 増減率 |
|
| 売上 台数 |
二輪事業※2 | 1,144.5 | 1,264.5 | +120.0 | +10.5％ |
| 四輪事業※3 | 351.2 | 330.0 | -21.2 | -6.0％ | |
| 汎用事業 | 550.9 | 607.5 | +56.6 | +10.3％ | |
| 損益 状況 |
売上高 | 89,368 | 83,000 | -6,368 | -7.1％ |
| 営業利益 | 5,697 | 2,000 | -3,697 | -64.9％ | |
| 税引前利益 | 6,305 | 2,150 | -4,155 | -65.9％ | |
| 関連会社持分利益 | 1,397 | 1,000 | -397 | -28.4％ | |
| 当期純利益※1 | 5,340 | 1,950 | -3,390 | -63.5％ | |
| 年間配当金 | 54円 | 60円 | 6円増配 | - | |
| 為替 レート |
米ドル | 86円 | 80円 | 6円円高 | |
| ユーロ | 114円 | 110円 | 4円円高 | ||
- ※1米国会計基準における当社株主に帰属する当期純利益のことを示します。
- ※2海外の持分法適用会社で生産・販売されるHondaブランド二輪車のうち、当社および連結子会社より生産用部品を供給していないHondaブランド二輪車は、米国会計基準では当社の連結売上高に計上されません。したがって売上台数にも含めていません。当年度見通し：約261万台
- ※3当社の日本の金融子会社が提供する残価設定型クレジットが、米国会計基準においてオペレーティング・リースに該当する場合、当該金融サービスを活用して販売された四輪車は、四輪事業の外部顧客への売上高に計上されません。したがって売上台数にも含めていません。
以上