ニュースリリース

2011年05月23日ニュースリリース

さいたま市と「E-KIZUNA Project協定」を締結

~家庭生活でのCO2低減を目指したHondaスマートホームシステムの実証実験概要を公表~

 Hondaは、さいたま市が進める「E-KIZUNA Project(イー・キズナ・プロジェクト)」を共同で推進していくことに合意し、本日協定書を交わしました。

Hondaスマートコミュニティ イメージイラスト

Hondaスマートコミュニティ イメージイラスト

 このプロジェクトでは、実際の都市環境下において、電気自動車やプラグインハイブリッド車、電動二輪車の実用性の検証に加え、Hondaのエネルギー創出技術を組み合わせた実証実験を行います。
 具体的には、さいたま市内にHondaが独自開発したガスエンジンコージェネレーションユニットや太陽光発電システムなどを組み合わせたHondaスマートホームシステムを導入した家を、来年の春を目標に建設します。
 この家では、外部供給電力に加えて、同システムで作られた電力や熱エネルギーを家庭内や電動化モビリティーを含め効率よくマネジメントすることで日常生活でのCO2低減を目指します。また、災害時においても家庭単位で自立した電力供給が可能な総合的なエネルギーマネジメントの検証を行います。
 Hondaは、二輪・四輪・汎用製品の電動化モビリティーと創エネルギー技術により、「自由な移動の喜び」と「豊かで持続可能な社会」の実現に向け、この実証実験ではクルマを使用した家庭生活で排出されるCO2を2015年までに2000年比で半減することを目指します。

Hondaとさいたま市は本合意に基づき、今後以下の項目について検討・協業していきます。

1.重点連携項目

  様々なエネルギー供給環境と多様な電動車両による、災害に強い環境未来都市の提案
  ・多様な電動車両の確保と新しいビジネスモデルの検討
  ・地産・地消を目指した自立可能なホーム・コミュニティの検討
  ・災害時にも対応できる暮らしのエネルギー供給システムの検討

2.連携項目

  • 1)充電セーフティネットの構築
  • さいたま市の特性に応じた充電インフラのあり方の検討
  • 開発される多様な電動車両と既存充電インフラ共用化の検討
  • 太陽電池や燃料電池技術を用いたエネルギー供給の検討
  • 2)需要創出とインセンティブの付与
  • 電動車両を活用した共同利用推進の検討(二輪・四輪)
  • 営業車両へ電動二輪車の導入促進
  • 市民などのニーズに応じた多様な電動車両の開発検討
  • 3)地域密着型の啓発活動
  • 電動二輪車を使った安全運転講習会の開催
  • シニア向け電動カート教室の開催
  • E-KIZUNA Projectとは、地球温暖化防止と持続可能な低炭素社会の実現を目指して、さいたま市が多様なステークホルダーとの連携によって推進している電気自動車普及施策

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