ニュースリリース

2011年04月19日ニュースリリース

2011年上海モーターショー 代表取締役社長 伊東孝紳 スピーチ骨子

Hondaの中国現地法人、本田技研工業(中国)投資有限公司(本社:北京 総経理:倉石 誠司)は、2011年4月19日に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。

 中国・上海で開催中の2011年上海モーターショー(上海国際汽車工業展覧会、プレスデー:2011年4月19日〜20日、一般公開日:4月21日〜4月28日)において、Honda代表取締役社長の伊東孝紳が以下の内容のスピーチを行いました。

 中国の自動車市場は世界最大の規模であり、成長を続けているなかで、Hondaも中国のお客様から高いご支持をいただき、販売は好調に推移しています。今後のさらなる発展のため、広汽本田汽車有限公司(以下、広汽ホンダ)の生産能力拡大や、東風本田汽車有限公司(以下、東風ホンダ)の第二工場建設などを行います。

電気自動車(EV)のコンセプトモデル「フィットEVコンセプト」

電気自動車(EV)のコンセプトモデル「フィットEVコンセプト」

環境への取り組みおよびハイブリッドモデル、電気自動車(EV)の生産などについて

 現在販売しているシビック ハイブリッドに加え、2012年にはインサイトを東風ホンダから、CR-Zとフィット ハイブリッドを広汽ホンダから、日本より輸入し販売する計画です。また、これらのハイブリッド車を、中国のお客様により早く、安く、供給するため、ハイブリッド車のコア部品であるバッテリーやモーターなどを現地で調達することも視野に入れ、中国での生産の準備を進めています。
 また、Hondaの独自技術であるIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)ハイブリッドシステムに、ブルーエナジー製のリチウムイオンバッテリーを搭載した技術展示モデルを公開しています。
 一方、電気自動車(EV)については、広州市、広州汽車集団股份有限公司と電気自動車(EV)を用いた次世代パーソナルモビリティー実証実験を行うことで基本合意しました。この実験を通じ広州市において、Hondaが開発中の電気自動車(EV)の実用性や利便性の確認や、普及に向けた社会インフラのあり方の検証などを行います。さらに、2012年を目標に中国で電気自動車(EV)の生産を開始する予定です。

中国事業の強化

 Hondaは、1990年代に四輪事業で本格的に中国に進出して以来、常に他社に先駆け、最新の技術と最高レベルのサービスを中国のお客様にお届けしてきました。この原点に立ち返り、「開発」「生産」「販売」の各分野での機能をさらに強化します。
 まず、中国のお客様のニーズを、これまで以上に商品に反映できるよう、新たに研究開発と商品企画の機能を中国に設けました。これにより、中国市場向け四輪車の開発をさらに充実させ、中国のお客様に、よりご満足していただけることを目指します。
 また、中国での部品調達機能を強化し、グローバルで活用するとともに、品質・サービスの機能も強化するなど、中国における次世代に向けた基盤づくりを行っていく考えです。

お客様からのお問い合わせは、 「お客様相談センター 0120-112010(いいふれあいを)」へお願い致します。