4ストローク船外機シリーズ「BF150／135」を一部改良し発売

動力性能、燃費を高い次元で両立

　Hondaは、優れた燃費性能などで好評の4ストローク船外機シリーズ「BF150（150馬力）、BF135（135馬力）」を一部改良し、6月3日（木）より全国のHonda船外機取扱店で販売する。

4ストローク船外機「BF150」

　「BF150／135」は、中・大型船外機シリーズで好評の空燃比連動点火時期制御「BLAST」^※1の採用により、中低速域での加速性能を向上。さらに、トローリングコントロールスイッチ（別売）を採用することで、低速域における細かな回転数の調整が可能となり、流し釣り（トローリング）時のスロットル操作を容易にしている。

　また、米国船舶用電子機器協会（NMEA：National Marine Electronics Association）が定める船舶用電子機器の統一通信方式NMEA2000対応により、多様な船舶用電子機器との接続を可能にした。

※1急加速時に燃料供給量と、それに連動した最適な点火時期を制御することでトルクを増幅するシステムでHonda独自の加速性能向上技術
「BLAST」：英語の爆発的・痛快な（加速）の意味とBoosted Low Speed Torqueを合わせた呼称

4ストローク船外機「BF135」

販売計画台数（年間・国内海外合計）

3,200台
（国内＝100台／海外＝3,100台）

メーカー希望小売価格

★写真掲載モデル

BF150A LN

1,698,900円（消費税抜き本体価格　1,618,000円） ★

BF150A XN

1,719,900円（消費税抜き本体価格　1,638,000円）

BF150A XCN

1,740,900円（消費税抜き本体価格　1,658,000円）

BF135A LN

1,604,400円（消費税抜き本体価格　1,528,000円） ★

BF135A XN

1,625,400円（消費税抜き本体価格　1,548,000円）

「BF150／135」の主な変更点

○動力性能および、航行性能の向上
Honda独自の空燃比連動点火時期制御「BLAST」を新たに採用。点火時期を空燃比に連動させコンピューターで最適に制御することで、特に加速時に必要な中低速域のトルクを増幅し、加速性能を向上させた。
○NMEA2000に対応
米国船舶用電子機器協会（NMEA）が定める船舶用電子機器の統一通信方式NMEA2000対応により、多様な船舶用電子機器との接続を可能としている。
○650rpm〜900rpmの間で50rpmごとにきめ細かな回転数調整ができるトローリングコントロールスイッチをオプション設定。トローリングモード切り替えや回転数調整をブザー音で知らせる機能を装備している。
○環境性能
世界で最も厳しいといわれる米国カリフォルニア州大気資源局（CARB^※2）の排出ガス規制値^※3をクリア。日本舟艇工業会が定めるマリンエンジン排出ガス2次規制値を下回る高い環境性能を実現。

※2California Air Resources Boardの略称
※3現行2008年度規制値の最高基準値（三ツ星）

主要諸元

機関名称	BF150A	BF135A
操舵方式	リモコン
タイプ	LN、XN、XCN	LN、XN
型式	BANJ（LN、XN）、BAPJ（XCN）	BARJ
環境保全型機関合格証番号	15海洋第043号	15海洋第042号
エンジン種類	水冷4ストローク直列 4気筒立軸形 DOHC・4バルブ（気筒当たり）
総排気量（cm3）	2,354
ボア×ストローク（mm）	87×99
定格出力［kW（PS）／rpm］	110.3（150）／5,500	99.3（135）／5,500
推奨回転範囲（rpm）	5,000〜6,000
冷却方式	水冷（サーモスタット付）
点火方式	トランジスタ式バッテリー点火
始動方式	電動
充電性能	12V-40A
排気方式	水中排気（プロペラボス排気）
燃料	自動車用無鉛ガソリン
全長（mm）	845
全幅（mm）	580
全高（mm）	1,665（LN）、1,790（XN、XCN）	1,665（LN）、1,790（XN）
トランサム高（mm）	508（LN）、635（XN、XCN）	508（LN）、635（XN）
乾燥重量（kg：プロペラ装着時）	217（LN）、220（XN）、223（XCN）	217（LN）、220（XN）

●プロペラ、リモコン、メーター類などのセッティング用品・部品は、オプション（別売）です。

お客様からのお問い合わせは、「お客様相談センター 0120-112010（いいふれあいを）」へお願い致します。