Hondaは本日、浜松製作所(静岡県浜松市)の四輪車用トランスミッション新工場の竣工式を行いました。
新工場は、既存工場の生産設備を移設するとともに生産能力の拡大を行いました。これにより浜松製作所のAT(オートマチックトランスミッション=自動変速機)およびCVT(無段変速機)の年間生産能力は70万基から80万基になりました。フル稼働は2011年1月からの予定です。
新工場の社屋は、スペース効率・生産効率の高い二階建てとし、一階がアルミ加工ラインおよびミッション部品の搬入出荷、二階が組立ラインというレイアウトとなっています。また、一階にはオイルミスト対策の循環型空調システムを、屋上部および連絡通路部には太陽光発電システムを導入。さらに、屋上の緑地化や雨水利用を促進するなど、環境に配慮した先進工場としました。
浜松製作所は、トランスミッションのマザー拠点として培った生産技術を世界に展開する機能をさらに強化していきます。
四輪車用ATおよびCVT完成機
80万基/年
2010年8月(2011年1月フル稼働)
約105億円
1万7,500m2
2万6,500m2
1954年4月(細江工場:2001年9月)
静岡県浜松市
39万8,000m2
四輪車用トランスミッション
船外機(細江工場)
約2,600人