Hondaは、世界中で進む商品の小型化や環境意識の高まりを背景に、ますます重要さを増す日本の工場の役割を見直し、以下の3点に集中していくことを決定しました。
これにより、延期していた国内の二つの新工場についても、方向性が決まりました。
コストや品質の競争力強化に加え、「環境商品を生産する技術」や「低炭素で生産する技術」に関する、次世代に必要な高度な生産技術を確立し、世界の拠点に水平展開していく役割を担うために、寄居工場は不可欠と判断し、2013年の生産開始を目指して稼働準備を再開します。
寄居工場でしか実現できない新しい価値や革新的な技術を生み出し、環境トップランナーとしてエネルギー効率を追求する最新鋭の次世代工場となり、Hondaの世界の工場をリードしていきます。
高度な生産技術を要する環境車を少量で立ち上げ、先進技術を熟成させながら、生産量を拡大します。その後、次世代のHondaの鍵となる生産技術を、寄居から全世界に発信し、Hondaのグローバルな成長へとつなげていきます。
世界的な商品の小型化に対応するために、2012年から鈴鹿製作所で軽自動車の生産を開始し、次世代モデルで採用予定の、車体軽量化と低コスト化に寄与する生産技術の構築を行うことにしました。この技術は、その後小型車にも採用し、将来的には鈴鹿製作所から世界の生産拠点に展開していきます。
これを受けて、八千代工業(本社:埼玉県狭山市 社長:加藤 正彰)では、予定していた新工場の計画を中止することを決定しました。なお、八千代工業の既存工場での軽自動車の生産は継続します。
埼玉県大里郡寄居町大字富田(小川エンジン工場より約2km)
98万m2
2013年
約700名(稼働開始時)
1953年8月
36億8,560万円(本田技研工業株式会社 出資比率 50.34%)
埼玉県狭山市
代表取締役社長 加藤 正彰(カトウ マサアキ)
自動車部品の製造・販売
四輪車の製造(Hondaの軽自動車 ライフ、ゼスト、バモス、バモス ホビオ、
アクティ・トラック、アクティ・バン)
埼玉県狭山市、三重県(鈴鹿市、四日市市、亀山市)、栃木県さくら市
米国、カナダ、タイ、中国、インド、ブラジル
所在地 | 主な製造品目 | |
柏原工場 | 狭山市 | <四輪車用部品> 燃料タンク、サンルーフ、板金部品、 樹脂部品(バンパーなど) |
鈴鹿工場 鈴鹿事業所 | 鈴鹿市 | <四輪車用部品> 燃料タンク、板金部品、 樹脂部品(バンパーなど) |
鈴鹿工場 亀山事業所 | 亀山市 | <四輪車用部品>燃料タンク、補修部品 |
四日市製作所 | 四日市市 | ・四輪車の生産(Hondaの軽自動車) ・四輪車用板金部品の製造 |