ニュースリリース

2009年09月25日ニュースリリース

Hondaが「FCXクラリティ」の燃料電池技術で2009年度グローブ賞を受賞

Hondaの英国現地法人、ホンダモーターヨーロッパ・リミテッド(本社:バークシャー州スラウ 社長:高木 滋)は、2009年9月22日に以下を発表しましたので、その内容をご案内致します。

<ご参考>
 Hondaは、グローブ燃料電池シンポジウム(Grove Fuel Cell Symposium)において、燃料電池電気自動車「FCXクラリティ」の功績が認められ、権威あるグローブ賞(Grove Medal)を受賞した。

FCXクラリティ

FCXクラリティ

 グローブ賞は、燃料電池の開発における科学的な躍進・革新と燃料電池業界における重要性の高さ、実現された技術や開発の進歩、ならびに燃料電池に関する継続的な取り組みも考慮され、選出される。
 今回のグローブ賞の受賞は、Hondaが長年にわたり燃料電池の研究・開発に取り組み、「FCXクラリティ」では科学的な躍進のみならず、人々の心を捉えるスタイリングをも実現している点や、自動化ラインでの生産へ移行している点などが受賞の主な理由で、グローブ・シンポジウム運営委員会の全会一致で決定された。

 「FCXクラリティ」は、燃料電池電気自動車専用モデルとして設計され、Honda独自開発の燃料電池スタック「V Flow FCスタック」を核に、燃料電池電気自動車だからこそできるデザイン、パッケージ、そして異次元のドライブフィールを実現。走行中にCO2を全く排出しない究極のクリーン性能だけでなく、クルマとしての新しい価値と魅力を提供している。

  • グローブ燃料電池シンポジウム
    グローブ燃料電池シンポジウムは、あらゆる種類の燃料電池の商業化を助成し、開発と適用における協力を促進する目的で、ヨーロッパにおける公開討論の場となっている。第一回のシンポジウムは、1839年のウィリアム・グローブ卿による燃料電池の発明の150周年を記念して、1989年に開催された。第一回のグローブ賞は、アポロ宇宙船の動力源へと発展した燃料電池の先駆的な開発により、フランシス・トーマス・ベーコンが受賞した。今から遡ること40年前に人類が月に降り立つことを可能にした開発である。その後、燃料電池の開発に携わるその他多くの世界的権威や組織がグローブ賞を受賞している。受賞者は、国際機関であるグローブ・シンポジウム運営委員会によって選出される。