今年9月中旬以降の金融危機に端を発した、世界中の自動車産業を巻き込んだ急激な変化に対し、短期間で様々な対応の変化を余儀なくされている。状況は日を追うごとに悪化し、回復の兆しが全く見えない状況。
厳しい環境下ではあったが、今年は、Hondaにとって、「先進の環境技術」を、新型燃料電池車「FCXクラリティ」、新型ハイブリッド「インサイト」といった商品に具現化し、皆様にお披露目出来た一年だった。
現在の急務は急激に冷え込んだ販売への対応であり、今年後半以降、北米・欧州・日本を中心に生産台数を調整して在庫レベルの適正化を図っているが、国内の四輪製作所では、今期さらに5.4万台の生産調整を行うことを決定した。
成長を続けていたアジアや南米などの新興国市場でも、今年後半にはローン貸し渋りによる影響などで市場が減速した。
全ての地域で日を追うごとに状況が悪化している。
Hondaの取り組む課題・方向性
具体的な取り組み
投資や開発の優先順位付け
長期的視野に立った、先進環境技術の一層の強化
厳しい環境下でHondaの事業を支える二輪事業
汎用事業
需要が急増している国内の家庭菜園、ガーデニング市場に、2009年春、ガスエンジンを搭載したミニ耕うん機「ピアンタ」を投入する。お買い求めやすく、取り扱いも簡単なカセットガスを燃料とした新商品の投入で、新規需要の創造を目指す。
以上