ニュースリリース

2008年07月31日ニュースリリース

マレーシアにおける二輪事業体制について

Hondaは現地時間7月31日16時(日本時間17時)、マレーシアにて下記を発表しましたのでご案内いたします。

<ご参考>
 Hondaは、お客様の満足度向上と更なる効率化を目指し、マレーシアでの二輪事業の生産と販売機能を集約して、合弁会社Boon Siew Honda Sdn. Bhd.(以下、文秀ホンダ)を2008年9月に設立することでオリエンタル ホールディングス(Oriental Holdings Bhd. :以下、OH)と合意、本日合弁契約書に調印した。

 現在、マレーシアでの二輪車卸販売は文秀有限公司(Boon Siew Sdn. Bhd. :以下、BSW)が、二輪完成車の組み立てはカーアセンブラーズ(Kah Assemblers Sdn. Bhd. :OH 100%出資)がBSWから委託を受け行っている。

 HondaはOH保有のカーアセンブラーズ株式の半数の譲渡を受け、Hondaが50%、OHが50%出資の合弁会社を設立する。2009年1月には、卸販売機能をBSWから文秀ホンダに移管し、生産・販売機能を一体化したオペレーションを稼働する予定。アセアン域内のHonda各社との連携を視野に入れ、競争力の強化を図り、お客様の期待を上回る商品・サービスを提供していく。

 マレーシアの二輪車総市場は2007年実績で46.8万台(前年比106%)、2008年の総市場予測は約52万台(前年比111%)で、引き続き堅調な成長が期待できる。マレーシアでの二輪事業の更なる発展を目指し、多様な顧客ニーズに迅速に対応できる運営体制を構築していく。

新会社 概要

社名

Boon Siew Honda Sdn. Bhd.(所在地:マレーシア ペナン州)

社長

原田 尚一(ハラダ ショウイチ)

設立

2008年9月(予定)

資本金

250万マレーシアリンギット(約8,300万円)

出資比率

本田技研工業株式会社  50%
オリエンタル ホールディングス 50%

事業内容

二輪完成車の製造・販売

生産機種

EX-5、Wave100、Wave125、Click、CBR150R

* 1マレーシアリンギット=約33.2円

マレーシアでの二輪事業の歴史

1957年 文秀有限公司(BSW)が二輪完成車の輸入販売を開始
1969年 HondaがBSWと技術提携を結び、BSWから委託を受けたKah Motor Sdn. Bhd.が現地での二輪完成車組み立てを開始
2005年 Kah Motor Sdn. Bhd.からKah Assemblers Sdn. Bhd.を分社化
2007年 BSW設立50周年・二輪車累計生産300万台達成

マレーシア二輪事業関連会社

会社名 創業 出資 主な事業内容
Boon Siew Sdh. Bhd. 1957年 Boon Siew Family 100.0% 二輪車卸販売
Kah Assemblers Sdn. Bhd.
(1969年からKah Motorで完成車組立、2005年に分社化)
2005年 Oriental Holdings 100.0% 二輪車完成車の組立
Hicom-Honda Mfg. Malaysia Sdn. Bhd. 1985年 DRB-Hicom 48.0%
Honda 30.0%
Boon Siew 19.0%
他 3.0%
エンジン組立
Armstrong Auto Parts Sdn. Bhd. 1978年 Oriental Holdings 53.6%
Honda 23.6%
Showa 5.0%
他 17.8%
フレーム部品製造
Oriental Holdings Bhd. 1963年 Boon Siew 43.0%
Honda 4.0%
他 53.0%
持ち株会社(上場)