ニュースリリース

2008年05月20日ニュースリリース

欧州にてHondaJetの受注を開始、引渡しは2012年から

〜欧州最初の顧客はHonda Racing F1 Teamのジェンソン・バトン選手〜

  • *Hondaの航空機事業子会社、ホンダ エアクラフト カンパニーは、2008年5月20日に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。

<ご参考>
 Hondaの航空機事業の子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company, Inc.:以下、HACI)は、本日より欧州にてHondaJetの受注を開始した。機体の引渡しは、2012年後半を予定している。また、英国、ドイツ、スペインのそれぞれに、HondaJetの販売とサービスを行うHondaJetディーラーを新たに設立する。なお、欧州での最初の機体の引渡しは、Honda Racing F1 Teamドライバーのジェンソン・バトン選手(28歳 英国)を予定している。

 欧州での販売とサービスは、HondaJet UK & Northern Europe、HondaJet Central Europe、HondaJet Southern Europeを、英国のTAG Aviation SA(タグ アビエーション エスエー社)、ドイツのRheinland Air Service GmbH(ラインラント エア サービス ゲーエムベーハー社)、スペインのAviastec(アビアステック社)と提携して設立。HondaJetの引渡し開始となる2012年後半までに専用の販売・サービス用施設を建設し、欧州北部・中央部・南部のそれぞれの地域においてサービスを提供する。
 また、パイロット訓練は北米地域と同様にFlightsafety International(フライト セーフティ インターナショナル社 米国)と提携し、欧州専用施設で最高水準のプログラムを提供する。
 なお、HondaJetの欧州での販売価格は、北米地域同様のUS390万ドル。

 HondaJetの開発責任者であり、開発・製造・販売を担当するHACI社長の藤野 道格は、「欧州は最も急成長している小型ジェット市場の一つであり、過去2年間にわたり多くのお客様からHondaJet購入に対する問い合わせを受けてきた。今回、欧州で実績のあるパートナーと欧州全体をカバーする販売とサービス体制を構築し、受注を開始することとした。欧州においてもお客様に世界最高レベルのサービスを提供できると確信している」と語った。

 また、ジェンソン・バトン選手は、「多くの先進技術を採用し、かつ卓越した燃費性能や静粛性を実現した高性能なHondaJetはとても魅力的だ。全てのHondaの製品に共通することだが、品質に対する信頼度も抜群なので、将来HondaJetでフライトすることをとても楽しみにしている」と述べた。

 ジェンソン・バトン氏とホンダ エアクラフト カンパニーとの話し合いの結果、最終的な購入契約には至りませんでした。また、2010年5月時点で、2013年に欧州向けデリバリー開始を予定しています。

ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company, Inc.)概要

設立

2006年8月

出資形態

本田技研工業株式会社 100%出資

代表者(社長)

藤野 道格(ふじの みちまさ)

所在地

米国ノースカロライナ州 グリーンズボロ市