ニュースリリース

2007年11月12日ニュースリリース

ホンダソルテック、太陽電池工場の開所式を実施

~Hondaのエネルギー創出事業を加速~

 Hondaの子会社で、太陽電池の製造・販売を手がける(株)ホンダソルテック(本社:熊本県菊池郡 社長:数佐 明男(かずさ あきお))は、本日、同社工場の開所式を行った。式典には、潮谷 義子(しおたに よしこ)熊本県知事、光山 準一(みつやま じゅんいち)経済産業省 九州経済産業局 資源エネルギー環境部 電源開発調整官、家入 勲(いえいり いさお)大津町町長、Hondaからは取締役社長の福井 威夫(ふくい たけお)など、約80名が参列した。
 Hondaの次世代型太陽電池は、材料にシリコンを使わず、銅-インジウム-ガリウム-セレン(CIGS)化合物薄膜を使用することで、製造過程での消費エネルギーを、従来の結晶シリコン系太陽電池と比較して約半分に抑えることが可能な、製造時から環境に優しい太陽電池である。
 既に10月より量産を開始、国内の一般ご家庭向けに全国販売を展開しており、来春には年間生産能力が27.5メガワット(約9,000世帯分)に達する見通し。製品を取り扱う販売店は、現在の80拠点から、2008年中には200拠点を超える規模に増やし、販売を加速させる。さらに今後は、Hondaの太陽電池を熊本から世界に向けて発信する体制も整えていく。
 Hondaは環境負荷低減のために、自ら高い目標を掲げ、四輪車や二輪車、汎用製品などのクリーン化や、CO2低減に積極的に取り組んできた。一方で、化石燃料を使用しない、クリーンなエネルギー技術の開発にも長きにわたって取り組んでいる。セルロースエタノールの開発や、既に日米で販売している燃料電池車や家庭用コージェネレーションユニットなどに加え、今回の次世代型太陽電池の事業化で、地球に優しい持続可能な社会の実現に向けての取り組みを加速させていく。

(株)ホンダソルテック外観

(株)ホンダソルテック外観

(株)ホンダソルテック概要

設立

2006年12月1日

本社所在地

熊本県菊池郡大津町大字平川1500番地(本田技研工業株式会社 熊本製作所敷地内)

営業拠点所在地

埼玉県和光市

資本金

40億円(工場の投資金額:約70億円)

出資形態

本田技研工業株式会社 100%出資

代表者

社長 数佐 明男(かずさ あきお)

従業員数

約150人(フル生産時)

生産能力

約27.5メガワット(3kWシステムで約9,000軒分)

 

太陽電池モジュール諸元

  HEM125PA HEM115PA
セルの種類 CIGS
最大出力(W) 125 115
外形寸法(mm)幅×奥行×高さ 1,417×791×37
質量(kg) 14.3
希望小売価格(税込み価格)

(税抜き価格)

60,375円
(57,500円)
52,290円
(49,800円)
  • 標記の数値はAM1.5、日射強度1kW/m2、モジュール温度25℃でのHonda計測値です。
  • 周囲温度範囲40℃~-20℃
  • 実使用時の出力は、日射強度、設置条件(方位、角度周辺環境)、地域及び温度条件により異なります。