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2007年5月22日
Honda、5件の技術テーマで「第57回 自動車技術会賞」受賞

<ご参考>
 社団法人自動車技術会から「第57回 自動車技術会賞」が発表され、Hondaのエンジニア19名が「浅原賞学術奨励賞」、「論文賞」、「技術開発賞」の各賞において計5件の受賞をしましたのでお知らせします。授賞式は、5月24日13:00よりパシフィコ横浜で行われます。

 「浅原賞学術奨励賞」は、自動車技術に関する優秀な論文等を発表した将来性のある若手の個人会員に、また、「論文賞」は、自動車技術に関係ある優れた論文を発表した個人会員及びその共同研究者、「技術開発賞」は、自動車技術の発展に役立つ新製品または新技術を開発した個人会員及びその共同開発者に贈られる賞です。

「浅原賞学術奨励賞」受賞内容
・テーマ 「ダイカスト製法を用いたピストン材料の高強度化」
・受賞者 谷畑 昭人(たにはた あきと) (株)本田技術研究所 研究員

四輪車のピストンとして世界初となる、ダイカスト製法を開発。従来製法(重力鋳造法)に比べ1.5倍の高強度を実現。低コストと、高強度を両立させた独創的な技術が高く評価された。

「論文賞」受賞内容(2件)
・テーマ 「電磁式自在バルブタイミング機構を備えたガソリン圧縮着火エンジンの研究
 〜“気筒間EGR過給システム”による高負荷運転範囲拡大〜」
・受賞者 高梨 淳一(たかなし じゅんいち) (株)本田技術研究所
粟坂 守良(あわさか もりよし) 同上 研究員
柿沼 隆(かきぬま たかし) 同上 研究員
高沢 正信(たかざわ まさのぶ) 同上
浦田 泰弘(うらた やすひろ) 同上 主任研究員

電磁式自在バルブタイミング機構を採用したガソリン圧縮着火エンジンにおいて、画期的な新EGR過給コンセプトを開発し、HCCI(*)運転範囲を拡大できることを実機エンジンで証明、実用化に一段と近づけた。
HCCI(Homogeneous Charge Compression Ignition/均質予混合圧縮着火) 空気と燃料の予混合気を燃焼室内に導入し、ピストンの圧縮により高温・高圧とすることで多点同時に自己着火させる内燃機関。超希薄な混合気の燃焼が可能な事から、高効率・低公害(極低NOx)というメリットがある。

・テーマ 「夜間の歩行者認知支援システムの開発」
・受賞者 辻 孝之(つじ たかゆき) (株)本田技術研究所 主任研究員
長岡 伸治(ながおか のぶはる) 同上 研究員
橋本 英樹(はしもと ひでき) 同上 主任研究員

歩行者の事故が夜間に多く発生していることに着目し、ステレオ赤外線カメラを用いて、大きさや形状により歩行者を判別して認知する独自の歩行者検知システムを開発し実用化。本技術は、2004年に発売されたレジェンドに適用されており、夜間の事故を未然に防ぐための技術として評価されている。

「技術開発賞」受賞内容(2件)
・テーマ 「低燃費・低エミッション新型1.8L吸気遅閉じ可変動弁機構エンジンの開発」
・受賞者 梶原 滋正(かじわら しげまさ) (株)本田技術研究所 執行役員
山野 順司(やまの じゅんじ) 同上 主任研究員
渡辺 勝志(わたなべ かつし) 同上 主任研究員
村上 真一(むらかみ しんいち) 同上 主任研究員
矢田 茂(やだ しげる) 同上 主任研究員

知能化したVTEC機構により、発進や加速時などには吸気効率が最大となるバルブタイミングによりトルクフルで力強い走りを実現し、クルーズ走行などの低負荷時は、吸気バルブを閉じるタイミングを遅らせて燃費を向上するエンジンを開発。また、エンジン直下2ヘッド触媒の採用や高精度の空燃比制御により大幅なクリーン化も実現。2005年発売のシビックに搭載され、走行性能と燃費性能に高い評価を得ている。

・テーマ 「世界初の二輪車用エアバッグの研究開発と量産車への適用」
・受賞者 飯島 聡(いいじま さとし) (株)本田技術研究所 主任研究員
南 秀美(みなみ ひでみ) 同上 主任研究員
並木 秀夫(なみき ひでお) 同上 主任研究員
永露 敏弥(ながつゆ としや) 同上 研究員
黒江 毅(くろえ たけし) 同上

二輪車用エアバッグシステムは、シートベルトやキャビンが無いこと、衝突時の車体挙動が複雑なこと等から、実用化が難しかった。独自の形状や支持方式を持つエアバッグや制御システムを開発、世界初の量産二輪車用エアバックシステムの商品化に成功した。このシステムは米国で2006年8月に発売したゴールドウイング(1800cc)に搭載されている。(日本では、2007年6月末発売予定。)

以上

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