Hondaは、自社開発の次世代型太陽電池の製造・販売を行う子会社、(株)ホンダソルテック(Honda Soltec Co., Ltd.)を設立し、太陽電池事業に本格的に参入する。
ホンダエンジニアリング(株)が開発し、ホンダソルテックが製造・販売する太陽電池は、銅-インジウム-ガリウム-セレン(CIGS)の化合物を素材とした薄膜で形成されており、従来の結晶シリコン系太陽電池と比較して、製造過程での消費エネルギーを約半分に抑えてCO2排出量を低減した、製造時から環境に優しい太陽電池である。
2006年9月末に着工した熊本の太陽電池量産工場は、来年秋に年産27.5MW(メガワット)規模で生産を開始する。新工場の稼動に先駆け、ホンダソルテックは来年3月より、ホンダエンジニアリング製のCIGS薄膜化合物型太陽電池の販売を地域限定で開始し、秋以降、熊本の新工場にて量産する太陽電池を全国規模で販売する。
Hondaは、自動車排出ガスのクリーン化、CO2排出量の低減とともに、地球環境に優しい持続可能なエネルギー技術の開発に取り組んでおり、化石燃料を使用しないクリーンなエネルギー源の製造・販売を通じて、地球温暖化防止にさらに貢献して行く。
株式会社 ホンダソルテック
2006年12月1日
熊本県菊池郡大津町大字平川1500番地
(本田技研工業株式会社 熊本製作所敷地内)
埼玉県和光市(予定)
40億円
本田技研工業株式会社 100%出資
社長:数佐 明男(かずさ あきお)
約150人(予定)
太陽電池の製造と販売
25,000m2
11,080m2
約70億円
2007年秋(予定)
年産27.5MW規模
以上