ニュースリリース

2006年04月26日ニュースリリース

2005年度連結決算概況 および2006年度業績見通し

-全ての事業で増収増益となり、過去最高の業績を達成-

Hondaの2005年度業績は、全ての事業で増収となり、売上高は過去最高を更新。営業利益は、円安による為替影響、増収に伴う利益の増加やコストダウン効果などに加え、厚生年金基金代行返上益の影響(+1,380億円)により、販売費及び一般管理費、研究開発費の増加などはあったものの、過去最高となった。また、税引前利益、関連会社持分利益、当期純利益、一株当たり当期純利益は、いずれも過去最高を更新した。

なお、2005年度の期末配当金は、前年度より一株当たり23円増配となる60円とし、年間配当金は、中間配当金40円とあわせ、前年度より一株当たり35円増配の100円とする予定である。

2005年度(2006年3月期)業績 

単位:億円

  前年度 当年度 増減額(増減率・%)
売上高 86,501 99,079* +12,578(+14.5)
営業利益 6,309 8,689* +2,379(+37.7)
税引前利益 6,568 8,146* +1,578(+24.0)
関連会社持分利益 960 996* +35(+3.7)
当期純利益 4,861 5,970* +1,108(+22.8)
一株当たり当期純利益 520.68円 648.67円* +127.99(+24.6)

為替レート:1米ドル=113円 1ユーロ=138円  (*は過去最高)

  • 連結売上台数(当社および連結子会社の完成車と持分法適用会社などへの完成車や生産用部品の合計)は、四輪事業、汎用事業で過去最高を更新した。
    二輪事業は、主にアジアの持分法適用会社向け生産用部品の減少により、1,027万1千台(2.0%減)となった。(なお、海外の持分法適用会社で生産、販売されるHondaブランド二輪車のうち、当社および連結子会社より生産用部品を供給していないHondaブランド二輪車約260万台(約160万台増)は、米国会計基準に基づき、売上高と同様、この売上台数には含まれていない)
    四輪事業は、北米を中心に海外での売上が増加したことにより、339万1千台(4.6%増)と7年連続で増加した。
    汎用事業は、主に北米、欧州での売上が増加したことにより、587万6千台(10.9%増)と5年連続で増加した。
  • 連結売上高は、全ての事業で増収となり、9兆9,079億円(14.5%増)と、6年連続で過去最高を更新した。
  • 営業利益は、円安による為替影響、増収に伴う利益の増加やコストダウン効果などに加え、厚生年金基金代行返上益の影響(+1,380億円)により、販売費及び一般管理費、研究開発費の増加などはあったものの、8,689億円(37.7%増)と2年連続で増益となった(過去最高を更新)。
  • 税引前利益は、8,146億円(24.0%増)と5年連続で過去最高を更新した。
  • 関連会社持分利益は、996億円(3.7%増)と6年連続で過去最高を更新した。
  • 当期純利益は、5,970億円(22.8%増)と、5年連続で過去最高を更新した。
  • なお、2005年度第4四半期の連結売上高は2兆8,337億円(20.6%増)となった。
    利益については、営業利益は3,408億円(142.8%増)、税引前利益は3,348億円(159.3%増)、関連会社持分利益は、227億円(16.3%増)、当期純利益は 2,195億円(133.4%増)、一株当たり当期純利益は、239.78円(136.4%増)となった。(なお、営業利益および税引前利益には、厚生年金基金代行返上益1,380億円のプラス影響が、当期純利益には、厚生年金基金代行返上益に見合う税引後利益の影響が含まれている)
    連結売上高、営業利益、税引前利益、当期純利益は全ての四半期を通じて過去最高、関連会社持分利益は、第4四半期として過去最高となった。

2006年度(2007年3月期)業績見通し

  • 売上台数は二輪事業1,084万台、四輪事業372万台、汎用事業588万台を計画し、連結売上高は10兆6千億円と、7年連続で過去最高更新を目指す。(なお、海外の持分法適用会社で生産、販売されるHondaブランド二輪車のうち、当社および連結子会社より生産用部品を供給していないHonda ブランド二輪車は約336万台となる予定であるが、米国会計基準に基づき、売上高と同様、この売上台数には含まれていない)
  • 為替レートの前提を1米ドル=112円(上期平均113円、下期110円)、1ユーロ=132円(上期平均135円、下期130円)とし、下記を目標に事業を進めていく。

単位:億円

  05年度実績 06年度見通し 増減額(増減率・%)
売上高 99,079 106,000 +6,920(+7.0)
営業利益 8,689 7,500 -1,189(-13.7)
税引前利益 8,146 7,350 -796(-9.8)
関連会社持分利益 996 1,030 +33(+3.4)
当期純利益 5,970 5,500 -470(-7.9)
  • 2006年度の配当金は、中間配当金を1株当たり30円、期末配当金を同30円とし、年間配当金を同60円とする予定である。なお当社は、本日の取締役会において、2006年6月30日最終の株主名簿および実質株主名簿に記載または記録された株主様に対し、2006年7月1日をもって、その所有株式1株につき、2株の割合で分割することを決議した。
    (株式分割前では、中間配当金は20円増配の一株当たり60円、期末配当金は一株当たり60円、年間配当金では20円増配の120円に相当する)

以上