ニュースリリース

2006年10月12日ニュースリリース

「CR-V」をフルモデルチェンジし発売

 Hondaは、1995年の発売以来、乗用車感覚の走行性能と高い実用性を兼ね備えたSUVとして新たな市場を開拓し、世界160ヵ国で累計販売台数250万台※1を達成した、「CR-V」をフルモデルチェンジし、10月13日(金)、全国のHonda四輪販売店から発売する。

CR-V ZXi(4WD)

CR-V ZXi(4WD)

 CR-Vは、初代からセダンの快適性とクロスカントリーの機動性、ミニバンのユーティリティを融合させ、移動の可能性を広げるComfortable Runabout Vehicle(コンフォタブル ランナバウト ビークル)をコンセプトとしてきた。新型CR-Vは、これに加え、デザインと走行性能をさらに進化させ、あらゆる場所や場面で乗る人が気持ちの豊かさを実感できる、“次世代CR-V”をコンセプトとして開発された。

 エクステリアデザインは、力強くタフなロアボディとスポーティキャビンを融合し、都会的で洗練されたものとした。スペアタイヤを床下に配置し、リアテールゲートを縦開きにすることで、デザイン性と使い勝手を向上。また助手席側ドアミラー下部に、プリズムアンダーミラーを内蔵することで、従来フェンダーに装着していたサイドアンダーミラーをなくし、すっきりとした外観とした。
 エンジンは、全域で力強いトルクを発生する「2.4L DOHC i-VTEC」エンジンを搭載。5速オートマチックトランスミッションとの組み合わせで、快適でリニアな走りを実現。さらに、新リアルタイム4WDシステムは、後輪トルク伝達率を従来モデルより20%向上させ、全タイプ標準装備のVSA※2+DBW※3の協調制御により、走行安定性を大幅に向上させた。
 ワイドトレッド化や低重心化を図るとともに、ボディやシャシー各部を高剛性化。また大径・ワイド化されたタイヤにあわせてサスペンション設定を最適化することにより、セダンに匹敵する軽快なハンドリングと優れた乗り心地を実現。
 さらに、運転負荷を軽減する車速/車間制御機能IHCC(インテリジェント・ハイウェイ・クルーズコントロール)や、追突の危険性を判断してドライバーに警告するとともに、万が一衝突した場合の被害を軽減する追突軽減ブレーキ(CMBS)+E-プリテンショナーなどの先進安全技術を、ZXi、ZLiに標準装備している。

  • ※11995年10月から2006年8月まで(Honda調べ)
  • ※2VSA(ビークル・スタビリティ・アシスト)車両挙動安定化制御システム。全タイプに標準装備
  • ※3DBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)電子制御式スロットルコントロールシステム。全タイプに採用

販売計画台数(国内・月間)

2,000台

全国メーカー希望小売価格

◎印は写真掲載タイプ

タイプ エンジン トランスミッション 駆動 消費税込み (消費税抜き)  
ZL 2.4L DOHC
i-VTEC
5AT FF 2,467,500円 (2,350,000円)  
ZLi 3,024,000円 (2,880,000円)  
X 4WD 2,520,000円 (2,400,000円)  
ZX 2,751,000円 (2,620,000円)  
ZXi 3,234,000円 (3,080,000円)

  • 価格には、保険料、税金(消費税を除く)、登録などに伴う費用は含まれない
  • 自動車リサイクル法の施行によりリサイクル料金が別途必要。リサイクル料金は、リサイクル預託金(シュレッダーダスト、エアバッグ類、フロン類のリサイクル等に必要な費用、情報管理料金)及び資金管理料金の合計金額
  • プレミアムホワイト・パールは31,500円(消費税抜き30,000円)高

ボディカラー(新色2色を含む全6色)

  • ウィスラーシルバー・メタリック
  • ボレゴベージュ・メタリック(新色)
  • プレミアムホワイト・パール
  • ナイトホークブラック・パール
  • ダークルビーレッド・パール
  • ブラックアメジスト・パール

インテリアカラー(全2色)

  • インディゴブラック(素材:レザー、ファブリック)
  • アイボリー(素材:レザー)

「CR-V」の主な特長

スタイリング

  • ダイナミック-エモーショナル・スタイリングをテーマに、都会的に洗練されたスポーティ感を備えた。
  • フロントウインドウを前方へ出したフォワードキャビンフォルムや、フロントからリアエンドまで連続感のあるサイドウインドウでスポーツイメージを表現。
  • ロアボディには、プロテクトモチーフをボディ全周に採用。ワイドトレッドを強調する大きく張り出した前後フェンダーと大径タイヤにより力強さを演出。

パワートレイン

  • 2.4L DOHC i-VTECエンジン

Honda独創のVTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)にVTC(連続可変バルブタイミング・コントロール機構)を組み合わせた、i-VTECシステムを核に、最適な吸気慣性効果が得られるトルクアップレゾネーター、DBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)を採用。吸排気系の改良により、最高出力125kW(170PS)、最大トルク220N・m(22.4kg・m)※4を発生。低回転時に吸気2バルブの片方を休止させるVTEC機構や外部EGRの採用などにより、11.6km/L※5の優れた低燃費を実現。「平成22年度燃費基準+10%」※5を達成。全タイプで「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得。

  • 5速オートマチックトランスミッション

リニアソレノイドによるダイレクト制御やDBWとの協調制御に加え、ギア設定の最適化により、力強い加速と優れた高速クルーズ燃費を両立。また超薄型トルクコンバーター、複列式アイドルギアの採用などにより、耐久性を高め高トルク化に対応。またきめ細かな変速制御により実用燃費を向上。

  • 新リアルタイム4WD

通常はほぼFF状態で走り、滑りやすい路面など走行状況に応じて後輪にも適切な駆動力を配分するリアルタイム4WDを採用。従来のデュアルポンプシステムにワンウェイカムユニットを追加することで、前輪の空転検知能力を大幅に向上、FFと4WDの切り換えをタイムラグなく瞬時に行う。またVSAとDBWによる、ブレーキとエンジンの協調制御により、優れた走行安定性とトレース性、発進、加速性を実現。

  • ※4ネット値
  • ※54WD車10・15モード走行燃料消費率(国土交通省審査値)

シャシー

  • セダンに匹敵する軽快なハンドリングと優れた乗り心地の両立のため、ワイドトレッド化、低重心化を図る。またボディやシャシー各部の高剛性化やサスペンションのジオメトリーの最適化により、大径ワイドタイヤの性能を活かすことができる動きのよい足回りを実現。
  • フロントにはスペース効率に優れた、マクファーソン・ストラット式サスペンションを採用し、リアにはフラットなカーゴルームに貢献する、コンパクトなリアクティブリンク・ダブルウィッシュボーンサスペンションを採用。
  • ボディ下面に効果的に空力パーツを配置。空気抵抗を約10%※6低減するとともに揚力を抑え、優れた高速安定性を実現。
  • ※6従来モデル比

ボディ

  • 軽量で強度の高いハイテン材の適用を拡大したほか、板厚や材質の異なる鋼板をつなぎ合わせ、効率良く強度が得られるテーラードブランク材を適所に採用することで、剛性を高めながら、ボディ骨格で従来の部材を使用した場合に比べ約31kgの軽量化を達成。
  • ボディやシャシー各部の剛性を徹底して高めるなど、振動の室内への伝達を抑制するとともに、室内に侵入するノイズの遮音・吸音処理を徹底し、高いレベルの静粛性を実現。

インテリア

  • クオリティ-タフネス・インテリアをテーマに、重厚感のある立体造形の金属調パーツを採用することで、上質感と使いやすさをスマートに融合。
  • 自発光式のハイコントラスト表示や大きな文字により、優れた視認性を発揮する大型2眼メーターを採用。中央部には水温・燃料残量のほか、さまざまな情報をデジタル表示する大型の液晶ディスプレイを設置。
  • フロントシートは、シートクッション、シートバックともにサイズを拡大したことでホールド性を高め、高さ(前・後部)、前後スライド、リクライニングのすべてが電動で調整できる8ウェイパワーシートをフロント両席に設定※7。さらに運転席にはシュクラ社製ワイドレンジタイプの電動ランバーサポートを採用。
  • さまざまな体格の乗員に適切なドライビングポジションに調整が可能な、ステアリングのチルト&テレスコピック機構や、ラチェット式シートハイトアジャスター※8を採用。
  • ※7ZXi、ZLi、ZXに標準装備、ZLにメーカーオプション
  • ※88ウェイパワーシート非装着車

パッケージング&ユーティリティ

  • 大径タイヤを採用しながら従来モデルに対してホイールベースを変えることなく室内長を70mm拡大しタンデムディスタンスは従来モデル同様のゆとりを確保。
  • 6:4でスライド、リクライニング、ダブルフォールディングができるリアシート。中央席のシートバックを独立して倒せることで、より多彩なシートアレンジを実現。
  • サイドシルをフロント/リアドアとも32mm低くし、フロアとの段差を極小化することにより、乗降車時のよりスムーズな足の運びを可能とした。さらにリアドアの開度は、従来の67°から80°に拡大し、開口部上方を後方に35mm広げ、より自然な乗り降りを可能とした。
  • コンパクトなリアサスペンションの採用などにより、張り出しが少なくフラットな使いやすいカーゴルームを実現。5名乗車時で524L~623L※9、2名乗車時で955L※9の大容量を達成。
  • カーゴルームを上下二段で使えるダブルデッキカーゴシェルフを装備。荷室床面から330mmに設置された樹脂性のシェルフにより、荷物を上下で整理できるうえ、下段スペースのプライバシーを確保。
  • スペアタイヤを床下に配置し、縦開き式のテールゲートを採用。ヒンジの形状や配置の工夫などにより大口径を達成したうえで、テールゲート開閉時の操作荷重を大幅に軽減。
  • ※9VDA方式によるHonda測定値

先進装備

  • 高速道路での運転負荷を軽減する車速/車間制御機能IHCC(インテリジェント・ハイウェイ・クルーズコントロール)を採用※10。フロントグリル内に設けたミリ波レーダーにより前走車との距離を測定し、車速センサーやヨーレートセンサーにより自車の走行状態を検出。設定した速度を保つほか、同一車線の前走車の有無により車速・車間を自動制御。
  • Honda HDDインターナビシステム<リアカメラ付>を採用※11。大容量HDD(30GB)の圧倒的な情報量による多彩な機能、7インチワイドのタッチパネルモニターにより見やすさ、扱いやすさを備えたインターフェイスを実現。また携帯電話とのワイヤレス接続を可能にするBluetooth※12に対応するなど、情報通信機能もさらに充実。
  • Hondaスマートキーを携帯することで、ドアやテールゲートの施錠/解錠とイグニション操作が行えるHondaスマートキーシステム※13を設定。またセキュリティアラームとイモビライザー機能は全タイプに標準装備。
  • 助手席側ドアミラー下部に、プリズムアンダーミラーを内蔵。プリズムミラーによる光の屈折を利用することで、同サイズの凸面鏡に対して2倍の視野範囲獲得。またドアミラーに収まるコンパクト化を達成したことにより、従来フェンダーに装着していたサイドアンダーミラーを不要とし、すっきりとした外観を実現。
  • ※10ZXi、ZLiに標準装備
  • ※11全タイプにメーカーオプション設定
  • ※12Bluetoothは、米国Bluetooth SIG, Inc. の登録商標
  • ※13ZXi、ZLiに標準装備。ZX、ZLにメーカーオプション設定

安全性能

  • 旋回時にステアリング舵角に連動して、操舵側のヘッドライトユニットが向きを変え、進行方向を明るく照らすAFS(アダプティブ・フロントライティングシステム)※14を採用。
  • 車両挙動安定化制御システムのVSA(ABS+TCS+横すべり抑制)を全タイプに標準装備。またVSAに加え、エンジントルク制御をDBWによる電子制御式スロットルコントロールとし、より高精度な挙動制御を実現。
  • ミリ波レーダーで前走車との距離や相対速度を検知し、追突の危険を警報(音・表示)や軽いブレーキングでドライバーに知らせ、さらに回避困難と判断した場合は強いブレーキ制御を行い、ドライバー自身のブレーキ操作との相乗効果でダメージ軽減を図る追突軽減ブレーキ(CMBS)※14を採用。
  • 側面衝突時の頭部への衝撃を緩和するサイドカーテンエアバッグシステムを、前席用i-サイドエアバッグシステムとセットで設定※15。また運転席用&助手席用SRSエアバッグシステムを標準装備。
  • 衝突時の自己保護性能の向上とともに相手車両への攻撃性も低減したコンパティビリティ対応ボディを採用。
  • 歩行者との衝突の際の傷害軽減に配慮した、歩行者傷害軽減ボディを採用。
  • 衝突時に乗員の頭部への衝撃を緩和する頭部衝撃保護インテリアを採用。
  • 後方からの衝突時に頚部にかかる負担を軽減するフロントアクティブヘッドレストを全タイプに標準装備。
  • EBD(電子制御制動力配分システム)付ABS+ブレーキアシストを全タイプに標準装備。
  • ISO FIX対応チャイルドシート固定専用バー(リア左右席)に加え、テザーアンカー(リア左右席用)を全タイプに標準装備。
  • ※14ZXi、ZLiに標準装備
  • ※15ZXi、ZLiに標準装備。ZX、ZL、Xにメーカーオプション設定

環境性能

  • 全タイプ、国土交通省「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得。
  • 4WD車は「平成22年度燃費基準+10%」を達成※16
  • インテリア、エクステリアの樹脂部品のほとんどにリサイクル性に優れたオレフィン系樹脂材を使用。クルマ全体で90%以上※17のリサイクル可能率を達成。また防音材など有機系材料部品の小型軽量化によりシュレッダーダスト量の削減も推進。
  • 室内VOC(揮発性有機化合物)を低減し、全タイプで厚生労働省の定めた「室内濃度指針値」以下としている。
  • ※162WD(FF)車は、装着するメーカーオプションによっては、「平成22年度燃費基準+10%」達成となる場合があります
  • ※17Honda独自の算出方法による

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