Hondaは、単気筒汎用エンジンとして世界初※1となる回転数電子制御技術を採用した次世代汎用エンジン「iGX440」(最大出力15馬力、排気量438cm3)を新開発し、各種作業機械メーカーへの販売を7月より開始する。
「iGX440」は、Hondaが新開発した、バッテリー不要の世界初※1回転数電子制御技術「新電子ガバナ※2(STR※3GOVERNOR)」を採用。新電子ガバナは、ECU(電子制御ユニット)が常にスロットル開度と回転数を監視、エンジンへの負荷が変化した場合でもスロットルを電子制御し、設定された回転数を安定保持するシステムである。この「iGX440」を搭載した作業機械の要求に適した回転特性の選択や最高回転数・アイドル回転数などの設定が可能となる。また、作業機械側のECUとエンジンのECUが通信することで、作業機械側のECUがエンジンの回転数を制御し、作業機械の操作性を向上することも可能としている。
さらに、自動燃料コック※4、オートチョーク※5の採用などにより、コックの開閉作業やチョークの調整作業を不要とし、使い勝手を大幅に向上している。
また、世界で最も厳しい排出ガス規制である米国環境保護庁(Environmental Protection Agency:EPA)PhaseII規制値とカリフォルニア大気資源局(California Air Resources Board:CARB)TierII規制値を、約30%下回るエミッションレベルを実現※1し、世界最高水準の環境性能を有している。同クラス※6モデルと比較し、燃費を約15%※7向上。騒音においては約4db(A)※8低減する静粛性を実現している。
Hondaは、今後、この知能化した技術を採用したiGXシリーズを、次世代汎用エンジンの新基準としてラインアップを拡大する予定である。
13,000台
新開発の世界初※1新電子ガバナは、自己のパワーコイル※9からの自己発電でECUを作動させるためバッテリーが不要で、ECU(電子制御ユニット)が常にスロットル開度と回転数を監視、エンジンへの負荷が変化した場合でもスロットルを電子制御し、設定された回転数を安定保持するシステムである。「iGX440」を搭載した作業機械の要求に適した9パターンの回転特性の選択や、最高回転数・アイドル回転数などを自由自在に設定でき、さまざまな作業機械への搭載にも自在に対応。
始動時や作業終了時の開閉の手間を省く自動燃料コック※4や、調整作業が不要なオートチョーク※5、メンテナンスインターバルの長い新素材のエアクリーナー、ガソリンを注入しやすい大径給油口などの採用により、使いやすさを向上。
世界で最も厳しい排出ガス規制である米国環境保護庁(EPA)PhaseII規制値とカリフォルニア大気資源局(CARB)TierII規制値に対し約30%のエミッションの低減を実現※1。世界最高水準の環境性能を有している。同クラス※6モデルと比較し、燃費を約15%※7向上し、騒音も約4db(A)※8低減する静粛性も実現している。
名称 | iGX440 | |
形式 | 空冷4ストローク単気筒ガソリンエンジン(OHC) | |
総排気量(cm3) | 438 | |
全長×全幅×全高(mm) | 407×505×454 | |
装備重量(kg) | 45 | |
乾燥重量(kg) | 39 | |
シリンダー数/内径×行程(mm) | 1/88×72.1 | |
最大出力(グロス)/ 回転速度[kW(PS)/rpm] |
11.2(15)/3,600 | |
回転方向 | 左(出力軸側より見て) | |
使用燃料 | 自動車用無鉛ガソリン | |
燃料タンク容量(L) | 6.5 | |
潤滑油量(L) | 1.1 | |
気化器 | バタフライ方式 | |
点火方式 | CDI | |
調速制御方式 | 電子式(STR GOVERNOR) | |
始動方式 | リコイルスターター | セルフスターター |
チョーク | マニュアル | オート |
燃料コック | オート | オート |
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