ニュースリリース

2005年06月17日ニュースリリース

燃料電池車「FCX」日本で初めて国土交通省の型式認証を取得

 Hondaは、本日、燃料電池車「FCX」の国土交通省型式認証を日本で初めて取得した。これは、国土交通省が2005年3月31日に世界に先駆けて施行した、圧縮水素ガスを燃料とする自動車の安全・環境に関わる基準にいち早く適合し取得したものである。これまで、燃料電池車は車両1台ごとに試験走行を目的とした国土交通大臣認証の取得が必要であった。今回、販売を目的とした型式認証を取得したことで、普及への段階をまた1歩進めたことになる。

燃料電池車「FCX」

燃料電池車「FCX」

 Hondaは、2002年12月に日米で同日に「FCX」をそれぞれ内閣府とロスアンゼルス市に納車して以来、日米で合計19台の「FCX」を納車している。また、ニューヨーク州や北海道庁へのリースなど、冬期に氷点下になる寒冷地でも販売し、使用可能な地域を広げ、実用性を証明した。

 米国においては「FCX」は販売の要件である米国環境保護庁(Environmental Protection Agency:EPA)とカリフォルニア大気資源局(California Air Resources Board:CARB)の認定を、2002年7月に世界で唯一取得している。また本年中に個人顧客へのリースを予定している。