ニュースリリース

2005年06月22日ニュースリリース

モトクロス競技専用車「CRF450R」の2006年型モデルを発売

 Hondaは、水冷4ストロークエンジンを搭載したモトクロス競技専用車「CRF450R」の車体や足回り、エンジンの熟成による戦闘力アップと信頼性の更なる向上を図った「CRF450R」8月26日(金)より発売する。

CRF450R

CRF450R

 このCRF450Rは、エンジンとラジエーター搭載位置を下げ低重心化を図るとともに、サブフレーム、シート、サイレンサーを前方へ移動するなど、マスの集中化を図ることで、操縦安定性の更なる向上を実現している。また、フロントフォークのショート化やフロントハブの軽量化、リアサスペンションのセッティングの変更を施すなどで、操縦安定性と旋回性の更なる向上を図っている。
 エンジンは、各部の熟成により耐久性と信頼性の更なる向上を図っている。
 今回、タンクシュラウドのグラフィックデザインをより躍動感を高めたイメージに変更している。
 CRF450Rは、日本はもとより世界各地で開催されているモトクロスレースで、鍛え磨かれた技術を注ぎ込み開発され熟成を重ねてきている。全日本モトクロス選手権においては、2004年に成田亮選手が「CRF450R」でチャンピオンを獲得。モトクロスのトップカテゴリーレースで高い戦闘力を発揮しているモデルである。

車体色

エクストリームレッド

販売計画台数(国内・年間)

100台

メーカー希望小売価格

771,750円(消費税抜き本体価格 735,000円)

  • 価格には、リサイクル費用を含みます。
  • このCRF450Rは、道路及び一般交通の用に供する場所では一切走行できません。
    また、登録してナンバープレートを取得する事もできません。

CRF450R 2006年型モデルの主な変更点

エンジンの更なる耐久性と信頼性を向上

ギアと一体化したバランサーやウォーターポンプカバーの形状変更による軽量化を図るとともに、ウォーターポンプのインペラー部、クランク右側オイルシール、インレットバルブシート、クラッチディスク、3速ギアの更なる耐久性の向上を図っている。

車体のマス集中化と低重心化を図り、操縦安定性とコーナリング性能を向上

フレームは2005年モデルをベースに、エンジンの搭載位置を5mm、左右のラジエーターの搭載位置も5mm下げて低重心化することで、コーナリング性能を更に向上させている。また、エアクリーナーボックス、サイレンサー、シート、リアフェンダーを車体の重心位置に近づけるなどマスの集中化により、操縦安定性の向上を図っている。

足回りは、徹底した軽量化を図り、操縦安定性を向上

フロントホイールハブに高強度アルミダイキャストを採用し、キックアームの形状の変更など、細部に至るまで軽量化を図っている。またフロントフォークは、クッションストロークを維持しながら、全長を7mm短くすることで軽量化を図り、さらに、リアサスペンションのセッティングを変更することで、旋回性・操縦安定性の向上を実現している。

主要諸元

通称名 CRF450R
車名・型式 ホンダ・PE05
全長×全幅×全高(m) 2.191×0.825×1.262
軸距(m) 1.492
最低地上高(m) 0.339
シート高(m) 0.955
乾燥重量(kg) 99.8
エンジン種類 水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒
総排気量(cm3 449.4
内径×行程(mm) 96.0×62.1
圧縮比 12
最高出力(kW[PS]/rpm) 40.5[55.1]/9,000
最大トルク(N・m[kg・m]/rpm) 50.2[5.12]/7,000
キャブレター型式 FCR(メインボアφ40mm)
始動方式 プライマリーキック式
点火装置形式 電子進角CDI式デジタル点火
燃料タンク容量(L) 7.2
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式5段リターン
変速比 1 速 1.800
2 速 1.470
3 速 1.235
4 速 1.050
5 速 0.909
減速比(1次/2次) 2.739/3.692
キャスター角(度) 26°47´
トレール量(mm) 109.3
タイヤサイズ 80/100-21 51M
110/90-19 62M
ブレーキ形式 油圧式ディスク
油圧式ディスク
懸架方式 テレスコピック式(倒立サス)クッションストローク315mm
スイングアーム式(プロリンク)アクスルトラベル320mm
フレーム形式 アルミツインチューブ

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