米国現地時間2004年11月9日午前10時30分、日本時間11月10日午前零時30分に以下を発表いたしましたので、その内容をご案内致します。
<ご参考>
Hondaは、北米におけるパワートレイン系部品の現地生産を拡張する。この計画は北米での四輪車生産能力を年間140万台へ引き上げるのに合わせて、パワートレイン系部品の現地生産化をさらに進めるもので、今回の合計2億7,000万ドルの投資によりHondaの北米における累計投資額は約85億ドルとなる。
計画の主な内容は、以下の通り。
トランスミッション新工場設立と、オハイオ、アラバマの業容拡張により、Hondaの北米における四輪事業の生産フレキシビリティを向上させ、変化するお客様の要望により柔軟に対応できる体制とする。
Hondaは二輪、四輪、汎用、部品、合わせて北米に12の生産拠点を持つ。生産、開発、販売、物流などを合わせた北米事業への累計投資額は約82億ドル、北米での直接雇用は30,000人以上となっている。
計画の概要
ジョージア州タラプーサ(アトランタの西 約40マイル)に年産30万基のトランスミッション組立工場を設立する。約1億ドルを投資し、用地面積は約300エーカー、工場面積は約25万平方フィートとなる。工場設立予定地より60マイル西に位置するホンダ・マニュファクチュアリング・オブ・アラバマ(略称:HMA 所在地:アラバマ州リンカーン市 社長:加藤 正彰)向けのオートマチックトランスミッションを中心に生産を開始する計画。2005年春に着工、2006年秋の稼動を目指し、年産30万基のフル稼働時には従業員数は約400名に達する予定である。
ホンダ・トランスミッション・マニュファクチュアリング(略称:HTM 所在地:オハイオ州ラッセルズポイント 社長:加藤 正憲)では、現在浜松製作所で生産している高精度ギアの現地生産化を行う。約1億ドルを投資し、約100名の従業員を新規採用する予定。工場面積を現在の36万1,000平方フィートから63万1,000平方フィートに拡張する計画で、2005年春より着工、2006年秋の稼動を目指す。新トランスミッション工場の立ち上がりにあわせ、アラバマ工場向けのトランスミッション供給をジョージア州の新工場に段階的に移管していく。
オハイオ州 ラッセルズポイント
1996年7月
36万1,000平方フィート
オートマチック トランスミッション
100万基
1億6,100万ドル
800名
ホンダ・マニュファクチュアリング・オブ・アラバマ(略称:HMA 所在地:アラバマ州リンカーン市 社長:加藤 正彰)は、現在オハイオ州のアンナ・エンジン工場及び栃木製作所で生産しているエンジン部品の生産を導入し、HMA生産のエンジンに使用する。7,000万ドルを投資し、工場面積を15万平方フィート拡張。業容拡張に伴う新規雇用は100名となる計画で、2005年春に着工し、2006年秋の稼働開始の予定である。
現在HMAは、完成車のプレス、溶接、樹脂成型、塗装、組立と、それに同期するエンジン部品の鋳造・機械加工、組立を行っている。
アラバマ州リンカーン市
2001年11月
310万平方フィート
オデッセイ、パイロット/(V6エンジン)
30万台/年
10億ドル
4,000名