ニュースリリース

2004年11月09日ニュースリリース

広州本田、四輪車第二工場を建設

 Hondaは、広州汽車集団公司との中国における四輪車生産・販売合弁会社、広州本田汽車有限公司(以下 広州本田)の第二工場建設計画を発表した。新工場は、広州本田の既存工場の東方に位置する広州市増城地区に建設される予定で、生産能力は年間12万台、投資額は約22億元(280億円*注1)、2006年後半の稼動開始を予定している。

*注1 1元=約12.8円で換算

 新工場は、プレス、溶接、塗装、車体組立、完成車検査などの工程を持ち、広州本田の既存工場で培われてきた生産ノウハウと、Hondaの生産体質改革のコンセプトを取り入れた最新鋭の生産設備によって、高品質、高効率を追求していく。また、ヒトや環境にやさしい「グリーンファクトリー」の考え方を随所に反映するなど、Hondaのグローバルスタンダードを踏襲する先進的な生産拠点となる。

 広州本田は、1999年に年間生産能力3万台の工場として稼動を開始して以来、需要の拡大に合わせてその生産規模を着実に拡大し、現在は年間24万台の生産能力を有している。今回発表した第二工場の追加によって、2006年には、既存工場と合わせて年間36万台の生産体制が整うこととなり、既存ラインナップに対する旺盛な需要に応えながら、今後も長期的に拡大していく中国自動車市場のニーズに対応して行く。また、これに合わせて、東風汽車公司とのエンジン生産合弁会社である東風本田発動機有限公司のエンジン生産能力も拡張される予定である。

 Hondaは、広州本田での第二工場建設に加え、湖北省武漢市にある東風汽車公司との四輪車生産・販売合弁会社、東風本田汽車(武漢)有限公司(以下 東風本田)での能力拡大(2006年に年産能力12万台)を計画している他、広州市において広州汽車、東風汽車との合弁による輸出専用生産拠点(本田汽車(中国)有限公司)も建設中である。これらすべてを合わせた中国での四輪車生産能力は、現在の年間27万台(広州本田:24万台、東風本田:3万台)から2006年には年間53万台(広州本田:36万台、東風本田:12万台、輸出工場:5万台)へと倍増することとなる。

広州本田汽車有限公司(Guangzhou Honda Automobile Co., Ltd.)概要

設立

1998年7月

資本金

1億3,994万USドル

出資比率

本田技研工業株式会社 50%、広州汽車集団公司 50%

所在地

広州市

代表者

董事長 陸 志峰
総経理 峯川 尚(みねかわ しょう 本田技研工業株式会社取締役兼務)

従業員数

約4,300名

生産開始

1999年3月

生産車種

アコード、オデッセイ、フィット サルーン、フィット

生産能力

24万台/年 (2006年後半 36万台/年)