ニュースリリース

2004年04月28日ニュースリリース

ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチュアリングでの四輪車生産累計が 1,000万台を達成

  • Hondaの米国における生産子会社であるホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチュアリング(本社:オハイオ州メアリズビル 社長:平島凰希)は、現地時間2004年4月27日8:00(日本時間4月27日21:00)に以下を発表しましたので、その内容をご案内致します。

ご参考

 ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチュアリング(略称:HAM 本社:オハイオ州メアリズビル 社長:平島 凰希)における四輪車生産の累計が、1982年11月の生産開始以来21年5ヵ月を経て、4月27日に1,000万台に達した。

 ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチュアリングの四輪車生産拠点は、メアリズビル四輪工場(生産能力44万台、生産機種:アコード、アキュラTL)と、メアリズビルに隣接する同社のイーストリバティ四輪工場(生産能力24万台、生産機種:シビック、エレメント)、で、それぞれの生産拠点の四輪車累計生産台数は、メアリズビル四輪工場が約741万台、イーストリバティ四輪工場が約259万台である。
 Hondaは、2001年4月に北米(カナダ、アメリカ、メキシコ)での四輪車累計生産台数1,000万台を、2003年11月には米国での四輪車累計生産台数1,000万台を達成しており、今回はオハイオ州での1,000万台を達成した。

 Hondaは、1979年9月にHAMメアリズビル二輪工場で二輪車の生産を開始。翌1980年1月に、日本の自動車メーカーとして初めてアメリカで乗用車を現地生産する計画を発表、二輪工場の隣接地にメアリズビル四輪工場を建設し、1982年11月に乗用車アコードの生産を始めた。そして7年後の1989年12月には、四輪第二工場となるイーストリバティ四輪工場を建設して、シビックの生産を追加。また、1985年7月にはアンナ エンジン工場を建設、二輪用エンジンと、翌年9月からは四輪用のエンジンの生産も行い、HAMでは現在、これらをあわせて、二つの四輪車生産工場、二輪車生産工場、エンジン工場の四つの工場を有している。

 Hondaでは資源のより有効な活用を目指し、新機種導入時における機種専用投資の削減、導入期間の短縮などを狙った、生産ラインの体質改革を世界規模ですすめてきている。HAMの二つの四輪生産工場も、多機種生産に柔軟に対応できる汎用性の高い溶接ロボット、機種をまたいで工程を標準化した組立メインラインなどを導入し、すでにこの体質改革によるフレキシブルな生産体質を持っている。イーストリバティ四輪工場ではこの利点を活かし、ライトトラックモデルのエレメントを乗用車のシビックと同じラインで生産している。また2005年初頭からはメアリズビル四輪工場で生産しているアコードをイーストリバティでも生産することを計画しており、二つの工場でフレキシブルにアコードを生産することで、イーストリバティで生産するシビック、エレメント、メアリズビルのアキュラTLといった、各機種の生産量割合の調整がより柔軟に行えるようになり、変化する市場状況に対してより機敏な生産対応ができるようになる。

 HAMにおける累計投資額は約52億ドルに上り、現在の従業員数は約13,000人。研究所やトランスミッション工場まで含めたHondaのオハイオ州での雇用は16,000人を数える。同社は1979年の二輪車の生産開始以来、2004年9月に25周年を迎える。