ニュースリリース

2003年09月16日ニュースリリース

Honda 中国で新型小型車 フィット サルーンの生産を開始

  • Hondaの中国の合弁会社である広州本田汽車有限公司(本社:中国広東省広州市、総経理:門脇轟二)は、中国時間2003年9月16日(火)午前8時00分(日本時間同午前9時00分)以下の件を発表致しましたのでその内容をご案内致します。

<ご参考>
 Hondaの中国における合弁会社 広州本田汽車有限公司(以下、広州本田)は、中国国内市場向けに新型小型車「フィット サルーン」の生産を開始、9月16日にラインオフ式典を行なった。販売価格(5MT)は、99,800元(約150万円)。9月28日より全国一斉に販売を開始し、2003年末までに16,000台の販売を予定している。

(* 1元=15円で換算)

フィット サルーン

フィット サルーン

    このフィット サルーンは、昨年末よりタイで生産され日本を含むアジア諸国で販売されている「シティ」(日本名:フィット アリア)をベースに、中国の道路事情や使用条件に合わせた仕様の熟成を行ったもので、高い品質、信頼性、安全性に加えて、優れた走行性能、居住性・機能性、先進的なスタイリングを兼ね備えている。また環境面では、燃費の向上に加えて、欧州排出ガス基準におけるEuroIIIレベルを達成している。 

 中国の1.0-1.5リッターの小型車市場は、経済の成長に合わせて急速に拡大しており、今年1-8月の販売実績は17万台を超え、前年比でも119%増と大きく伸びている。これまで「アコード」「オデッセイ」といった上級車種の拡販を進めてきたが広州本田は、「フィット サルーン」の投入により小型車市場に参入し更なる拡販を狙う。 

 また、今回の「フィット サルーン」は、SRSエアバッグシステムやブレーキシステムといった部品についても現地での調達を行なうなど、現地調達率は約80%を達成、量産効果とも相俟ってコスト低減に貢献している。 

 広州本田は、アコードの生産に加えて2002年4月にオデッセイを追加、さらに今回の「フィット サルーン」の生産開始により、年間生産能力についても、2004年春には現在の12万台から24万台へと拡大する。2002年の生産実績は約59,000台、操業開始から2003年8月末までの累計生産販売台数は220,000台を超えている。また、2003年は117,000台の生産を計画している。 

 販売面では、中国初のメーカー独自の販売・サービス店網となった「四位一体」の販売サービスネットワーク(販売・サービス・アフターパーツ・マーケット情報のフィードバック)を、2003年末までに現在の約160店から約200店にまで拡大する予定。 

ラインオフ式典(広州本田汽車有限公司)

ラインオフ式典(広州本田汽車有限公司)

新型フィット サルーン 概要

価格

5MT

99,800元 (9月28日発売)

CVT

109,800元 (11月発売予定)

主要装備

1.3リッター 4気筒 i-DSIエンジン
運転者用・助手席用SRSエアバッグシステム
EBD(電子制御制動力配分システム)付ABS(四輪アンチロックブレーキシステム)
フロント3点式プリテンショナーELRシートベルト
フロント、リア パワーウインドウ
パワーセンタードアロック
エアコンディショナー
AM/FMチューナー付CDプレーヤー
イモビライザー
キーレス エントリー

広州本田汽車有限公司 (Guangzhou Honda Automobile Co., Ltd.) 概要

設立

1998年7月

資本金

約11.5億元

出資比率

本田技研工業株式会社 50%、広州汽車集団公司 50%

所在地

広州市

代表者

総経理 門脇 轟二

従業員

3,350名

生産開始

1999年3月

生産車種

アコード2.0、2.4、3.0 V6、オデッセイ、フィット サルーン

生産能力

12万台/年