ホンダ・ヨーロッパ・モーターサイクルは、ブラジルのHondaの子会社モトホンダ・ダ・アマゾニア・リミターダで生産した二輪車「XR125L」を輸入し、ドイツを皮切りに欧州での販売を開始した。今後フランス、イギリス等欧州各地へ販売を拡大していく。ブラジル製二輪車を欧州で販売するのはHondaとして初めてとなる。
「XR125L」は空冷4ストローク単気筒のスタイリッシュな125ccモデル。従来に比べ低価格を実現し、ドイツでは2,890ユーロ(希望小売価格)で販売する。販売計画は欧州全体で3,500台/年。
Hondaのブラジル製二輪車は、すでに中南米諸国、アメリカ、アフリカ、メキシコ、オーストラリアなどへも輸出されている。2002年秋からアメリカ向けに輸出を開始したCRF150F、CRF230Fの好調もあり、2003年1~6月のブラジルからの輸出台数は過去最高の3.7万台(前年比225.6%)を記録した。
Hondaはこれまでに二輪車を中国から日本、アフリカ、中南米、中近東等へ、タイから欧州、大洋州等へ、インドから欧州、アフリカ、中近東、中南米等へ輸出している。このように世界中の経営資源を活かし、地域間で商品を補完しあうことで、お客様の多様化する需要に応え、最適なところで生産し、最適なところへ供給するという「Made by Global Honda」の展開をさらに推進していく。
2.060×0.810×1.130
空冷・4ストローク・単気筒
124cm3
モトホンダ・ダ・アマゾニア・リミターダ(ブラジル)
以上