* Hondaのブラジルにおける四輪生産・販売現地法人ホンダ オートモベイス ド ブラジル(本社:サンパウロ市、社長:岩村哲夫)は、現地時間2003年4月22日(火)午前11時(日本時間 同午後11時)、以下の件を発表致しましたので、その内容をご案内致します。
Hondaのブラジルにおける四輪生産販売現地法人、ホンダ オートモベイス ド ブラジル は、スマレ工場におけるフィットの生産を開始し、本日(現地4月22日)販売開始した。1997年立ち上がりのシビックに続きブラジルにおけるHonda 2番目の現地生産機種である。初年度販売目標は2万5千台。
フィットは2001年日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞後、2002年には日本国内の年間ベストセラーとなり、さらに世界60ヵ国にて販売され、海外でも人気を博している。ブラジルは、今回日本に次ぐ第二のフィット生産拠点となる。現地部品調達率は70%以上。Hondaはこのモデルの発売にあたり、この4月からブラジル工場の年産能力を3万から5万台へ増強し、能力拡大の為に1億5000万ドル(米ドル)を投資した。これに伴い従業員数は25%増の1000人へ増強した。将来的にはアルゼンチン、ボリビア、チリ、パラグアイ、ペルー、ウルグアイなど南米諸国への輸出を予定している。
フィットのキー・テクノロジーである新開発のグローバル・スモールプラットフォームでは、燃料タンクを車体中央に配したセンタータンクレイアウトを採用し、フロントショートノーズ化と同時にGコントロール技術による衝突安全性能の向上を実現、前後サスペンションのコンパクト化などにより、これまでにない低床ビッグキャビンを実現している。これに加え、多彩なシートアレンジもその特徴のひとつである。先進的安全環境性能に加え、動力性能と省燃費を高次元で両立している。
ブラジルの経済と政治状況の不安定さにより、市場は1997年のピーク157万台を境に以後減少し、2002年は123万台に留まったが、Hondaはスモールカーセグメントへの進出を好機と捉え、フィット投入によりブラジル市場での急速な拡販を狙う。
80CV(馬力)、1.4リットルi-DSIエンジン
CVTと5速マニュアル
エアコン、運転席用エアバッグ、オーディオ、アラーム、パワーウインドウ、電動ドアロック、電動ドアミラー
LXの上記装備に加え、アルミホイール、助手席用エアバッグ、ABS、EBD
33,960レアル
37,500レアル
36,600レアル
39,980レアル
(1レアルは約40円)
1996年5月
802,787,000レアル
Honda South America Ltda. 100%
スマレ(Sumaré)、サンパウロ(São Paulo)、ブラジル
社長 岩村 哲夫(4月1日付け)
約1000人
1997年8月 Civic生産開始
Civic セダンとフィット 5ドア
年産5万台(2003年4月より)