ニュースリリース

2003年04月23日ニュースリリース

ブラジル現地生産フィット販売開始

* Hondaのブラジルにおける四輪生産・販売現地法人ホンダ オートモベイス ド ブラジル(本社:サンパウロ市、社長:岩村哲夫)は、現地時間2003年4月22日(火)午前11時(日本時間 同午後11時)、以下の件を発表致しましたので、その内容をご案内致します。

Hondaのブラジルにおける四輪生産販売現地法人、ホンダ オートモベイス ド ブラジル は、スマレ工場におけるフィットの生産を開始し、本日(現地4月22日)販売開始した。1997年立ち上がりのシビックに続きブラジルにおけるHonda 2番目の現地生産機種である。初年度販売目標は2万5千台。 

フィットは2001年日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞後、2002年には日本国内の年間ベストセラーとなり、さらに世界60ヵ国にて販売され、海外でも人気を博している。ブラジルは、今回日本に次ぐ第二のフィット生産拠点となる。現地部品調達率は70%以上。Hondaはこのモデルの発売にあたり、この4月からブラジル工場の年産能力を3万から5万台へ増強し、能力拡大の為に1億5000万ドル(米ドル)を投資した。これに伴い従業員数は25%増の1000人へ増強した。将来的にはアルゼンチン、ボリビア、チリ、パラグアイ、ペルー、ウルグアイなど南米諸国への輸出を予定している。

フィットのキー・テクノロジーである新開発のグローバル・スモールプラットフォームでは、燃料タンクを車体中央に配したセンタータンクレイアウトを採用し、フロントショートノーズ化と同時にGコントロール技術による衝突安全性能の向上を実現、前後サスペンションのコンパクト化などにより、これまでにない低床ビッグキャビンを実現している。これに加え、多彩なシートアレンジもその特徴のひとつである。先進的安全環境性能に加え、動力性能と省燃費を高次元で両立している。

ブラジルの経済と政治状況の不安定さにより、市場は1997年のピーク157万台を境に以後減少し、2002年は123万台に留まったが、Hondaはスモールカーセグメントへの進出を好機と捉え、フィット投入によりブラジル市場での急速な拡販を狙う。 

フィット概要

エンジン

80CV(馬力)、1.4リットルi-DSIエンジン

トランスミッション

CVTと5速マニュアル

装備

LXグレード

エアコン、運転席用エアバッグ、オーディオ、アラーム、パワーウインドウ、電動ドアロック、電動ドアミラー

LXLグレード

LXの上記装備に加え、アルミホイール、助手席用エアバッグ、ABS、EBD

価格

LX(MT)

33,960レアル

LX(CVT)

37,500レアル

LXL(MT)

36,600レアル

LXL(CVT)

39,980レアル

(1レアルは約40円)

Honda Automoveis do Brasil Ltda. 概要

設立

1996年5月

資本金

802,787,000レアル

親会社

Honda South America Ltda. 100%

所在地

スマレ(Sumaré)、サンパウロ(São Paulo)、ブラジル

代表者

社長 岩村 哲夫(4月1日付け)

従業員

約1000人

稼動開始年月

1997年8月 Civic生産開始

生産車種

Civic セダンとフィット 5ドア

生産能力

年産5万台(2003年4月より)