ニュースリリース

2003年04月15日ニュースリリース

Honda、和光工場跡地に新社屋を着工

Hondaは、青山本社ビルの一部機能を移管する予定の和光本社ビルの建設を、明日、4月16日(水)より開始する。
和光本社の建設予定地は、昨年6月まで四輪車用のエンジンを製造し、生産事業所としての役割を終えた和光工場の跡地で、ここに地上6階、建築面積約14,700m2のオフィスビルを建設し、2004年夏頃の竣工を予定している。 

Hondaは、青山、和光それぞれに本社機能を持たせる計画であり、青山本社、和光本社の具体的な機能や組織については今後検討を進める。 

新社屋は、機能優先で先進性の感じられるシンプルな外観の中層の建物と、心地良い緑地空間などが程よく調和し、周辺環境も含めた全体の調和が図られている。 

環境面においては、外気冷房、自然光の積極利用、雨水や中水の再利用、太陽光発電などの自然エネルギー等を積極的に活用することにより、消費エネルギーの抑制に努めている。
さらに建物本体も、地下階の排除、工事残土の敷地内再利用などの考え方を取り入れることで、建築工事から運用、廃棄に至るライフサイクルにおいて排出される二酸化炭素を大幅に削減する計画となっている。 

職場環境については、ホンダ太陽(株)の従業員の意見に基づき、健常者と車椅子利用の両者が働きやすい、実践的なユニバーサルデザインの実現を目指している。 

万一の災害発生時には、従業員や周辺住民の方々の安全についても、避難緑地の確保、非常電源の設置、備蓄食料等により避難場所としての機能を果たすものとなっている