ニュースリリース

2002年12月18日ニュースリリース

Honda、中国四輪工場の生産能力を拡大

 Hondaは、中国における四輪生産・販売合弁会社 広州本田汽車有限公司(本社:広州市、総経理:門脇轟二、 以下 広州本田)の四輪生産能力を、2004年春をめどに年産24万台へ拡大すると発表した。広州本田では既に、2003年2月の完成を目指して、現在の生産能力5万台/年を12万台/年に拡張する工事を進めているが、拡大する中国乗用車市場のニーズに応えるべく、さらなる能力拡大を決定した。

 新たな拡張工事は、各工程での設備増強や組立工場における建屋拡張、サブラインの増設などを含み、投資額は約6.6億元(約100億円)を予定、要員も2004年春までに現在の2,400人から3,400人へと増員を見込む。能力拡大後の生産ラインは、フレキシブルな溶接ライン、モジュール単位の工程編成、工程内品質保証、サブライン導入によるメインラインの汎用性向上、職場環境の向上などHondaの生産体質改革のコンセプトを随所に取り入れた、日本や欧米のHonda生産拠点同様の高効率で柔軟性の高い大量生産ラインとなる。

 広州本田は、03年1月にアコードのフルモデルチェンジを、さらには、03年夏に3番目の生産機種となる「フィット サルーン」(日本名 フィット アリア)の投入を予定しており、既に生産されている「オデッセイ」と合わせ、拡大される生産能力をフルに活用して多様化する需要に応えていく。

 広州本田の四輪車生産・販売は、1999年3月の生産開始以降、当初計画を上回るペースで拡大し、2002年の生産実績は59,000台(見込み)、操業開始から2002年末までの累計生産販売台数は152,000台を超える見通し。また、2003年は112,000台の生産を計画している。

 販売面では、中国初のメーカー独自の販売・サービス店網となった「四位一体」の販売サービスネットワーク(販売・サービス・アフターパーツ・マーケット情報のフィードバック)を、2003年末までに現在の約130店から約200店にまで拡大する予定。

広州本田汽車有限公司(Guangzhou Honda Automobile Co., Ltd.)

設立

1998年7月

資本金

約11.5億元

出資比率

本田技研工業株式会社 50%、広州汽車集団公司 50%

所在地

広州市

代表者

総経理 門脇 轟二

従業員

約2,400名

生産開始

1999年3月

生産車種

アコード2.0、2.3、3.0 V6、オデッセイ

生産能力

12万台/年(2003年2月)