本田技研工業株式会社(代表取締役社長 吉野浩行、以降 Honda)ならびに日本電気株式会社(代表取締役社長 西垣浩司、以降 NEC)の両社は、NECの自動車用電子制御ユニット事業をホンダグループへ移管する方向で基本合意した。
今回の合意に基づき、Hondaは自動車のエレクトロニクス技術の高度化に対し、車両制御エレクトロニクス領域の強化を目指す。また、NECは、コアテクノロジー分野である、通信インフラに代表されるITSソリューションや、自動車用システムLSI等のデバイスソリューションに一層の集中化を図る。
具体的には、Hondaは関係会社である株式会社ネステックが実施する増資を引き受け子会社化し、NECの自動車用電子制御ユニット事業の移管を受ける。NECはこの会社に、事業の遂行を円滑に実施するため、1/3を目処に出資する予定である。
このHondaの子会社は、今後カーエレクトロニクスの専門企業として、NECが培ってきた制御技術・センシング技術を活かし、主に車体系の自動車用電子制御ユニットの開発・製造・販売を手がけて行く。
萩原良章
1996年10月1日
栃木県宇都宮市
約100名
3億円(ショーワ35%、日信工業35%、ホンダ20%、ケーヒン10%)
約37億円
ABS、EPSなど自動車用電子制御ユニットの開発・製造・販売
(技術開発) NEC湘南テクニカルセンター(神奈川県足柄上郡大井町)
(営業) 栃木県宇都宮市、東京都港区
(開発・営業) アトランタ、デトロイト
約200名
約225億円(ホンダ向け約6割)
ABS、TCS、SRSエアバック、EPSなど自動車用電子制御ユニットの開発・製造・販売
2002年 秋
約300名
自動車用の電子制御ユニットの開発・製造・販売