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Honda、「第52回 自動車技術会賞」において3件を受賞 <ご参考> 本日、社団法人 自動車技術会から「第52回 自動車技術会賞」が発表され、同賞の論文賞、技術開発賞の計3件にて、Hondaのエンジニア11名が受賞しましたのでお知らせします。
各賞の受賞理由について 論文賞:「走行時に路面から受ける車体振動の低減」 実走行時に路面からタイヤに伝達される力を計測する手法を開発し、その手法を用いて走行時の車体振動を低減する研究を行った。この手法は、振動増減のメカニズムを理解するために、路面からの伝達力がどのように車体に伝達されるかを経路別に精度良く把握するものである。 本論文では、路面からの伝達力や車体への伝達力を実走で計測する手法を開発した上で、定量的にメカニズム解析を行い、改善手法の妥当性と効果を計算検討および実車改修検証で証明した。また、路面からの伝達力の特徴を観察することでレイアウト上の適正値を示した。これにより、理論的裏付けをもって他の性能を犠牲にすることなく振動低減が可能となり、開発初期レイアウト段階での乗心地基本性能向上に大きな貢献をなすものである。 論文賞:「適応制御理論のエンジン・システムへの適用による排ガス低減」 本論文は、エンジンシステムにおける触媒活性後のエミッション低減と触媒劣化によるエミッション増加の抑制を行なう適応空燃比制御について述べている。適応スライディングモードコントローラー、状態予測器、同定器(パラメータ調整器)の三位一体構造を持った新たな適応制御を構築し、酸素濃度センサー出力の最適な値への収束を実現。エミッションを大幅に低減し、世界で最も厳しい米国カリフォルニア州のLEV-II排ガス規制のSULEVカテゴリーへの適合を実現した。 触媒下流に設置した酸素濃度センサーの出力に基づいた空燃比制御は従来から多く研究されてきた。しかしながら、酸素濃度センサーの出力と触媒浄化率の相関に着目し、その出力を最適な値に収束させるというアプローチは存在しなかった。さらに適応制御は、その安定化の難しさから、試験的なプラント等での適用は数多く存在するが、大量生産される一般的な工業製品への適用は極めて少ない。このことから、本論文に述べられている制御はエミッション低減効果のみならず、適応制御の工業製品への適用という意味でも価値のあるものである。 技術開発賞:「車速応動可変ギアレシオ・ステアリング(VGS)の開発」 これまでの車両のステアリングギヤ比は概ね一定であるので、操舵入力に対して車両のヨーレートゲインは、車速の増大に応じて大きく、またアンダーステアの車両では横加速度の増大により減少していた。これにより、低速走行時にはハンドルを±1〜1.5回転ぐらい回転しなくてはならない一方、高速走行時にはハンドル角を±20度くらいの範囲で切り過ぎないように注意深く運転しなくてはならないばかりか、旋回時には横加速度の増大に応じてハンドル角を更に切り増ししなくてはならなかった。本技術はこれらの課題を以下の技術を開発することにより解決し実用化した。
*「自動車技術会賞」 1951年に自動車工学および自動車技術の向上発展を奨励することを目的として設けられ、浅原賞学術奨励賞、浅原賞技術功労賞、論文賞、技術開発賞、学術貢献賞、技術貢献賞の6賞から成る。論文賞は、自動車技術に関係ある優れた論文を発表した会員に贈られる賞。技術開発賞は、自動車技術の発展に役立つ新製品または新技術を開発した会員に贈られる賞。 |
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