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四輪製品ニュース
2002年7月25日
燃料電池車「FCX」2002年の販売に向けて
世界初の米国政府認定を取得

Hondaの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーター(本社:カリフォルニア州トーランス、社長:雨宮 高一)は、2002年7月24日08:00(米国西部時間)に以下を発表致しましたので、その内容をご案内致します。

 Hondaの燃料電池車「FCX」は、米国における販売の要件である米国環境保護庁(Environmental Protection Agency:EPA)とカリフォルニア大気資源局(California Air Resource Board:CARB)の認定を燃料電池車として世界で初めて取得した。

 Hondaの吉野浩行社長は「1972年に、当時最も厳しい排出ガスの基準「マスキー法」をHondaはEPA審査において世界で初めてクリアし、クリーンな排出ガス時代の扉を開けた。そして、今回の燃料電池車の認定取得によってHondaは、水素時代の新たな扉を開けることができた。」と語った。

 今回の認定の取得と日米における走行試験の成果を踏まえ、日米での販売を当初計画より前倒しし、2002年末をめどに開始することとした。当初2〜3年で日米あわせて30台程度の限定販売を計画している。水素供給などのインフラ状況から、当初の販売地域は日本では首都圏地域、米国ではカリフォルニア州に限定する。販売方法はリースとし、リース料、条件等は、今後決定する。

 Hondaは、1999年9月の燃料電池車実験車両「FCX-V1」「FCX-V2」の発表に続き、2000年9月には4人乗りの実験車両「FCX-V3」、2001年には走行性能を向上させ衝突安全対応を行なった実験車両「FCX-V4」と4世代の実験車を公開してきた。また、米国での燃料電池車公道走行テストプロジェクト、カリフォルニアフューエルセルパートナーシップや、日本での国土交通省大臣認定による公道テストなどにおいて、実走行データの蓄積を行ないながら燃料電池車の開発を進めてきた。

 「今回の認定は、自動車業界にとって、米国国民にきれいな空気を保証する画期的なことである。 燃料電池車が、主要な移動手段となるまでにはまだ多くの課題があるが、認定は重要な第一歩である。」とEPAの大気・放射線局 副長官のジェフ・ホームステッド氏は語った。

 また、CARB局長のアラン・C・ロイド氏は「Hondaの燃料電池車FCXのカリフォルニア認定取得は素晴らしい成果である。エネルギー会社、自動車メーカー、部品メーカー、政府機関が参加するカリフォルニアフューエルセルパートナーシップもインフラ整備を含めた課題解決への糸口となるであろう」と語った。

 今回、EPA及びCARBの認定を取得した新型燃料電池車は日米において販売する車両として開発、名称を「FCX」とした。モーターのトルクを実験車両「FCX-V4」より約15%向上するとともに中高速の出力特性を改善し、力強い発進加速性能と最高速度時速150kmを実現している。350気圧の高圧燃料タンクの容量を156.6Lに拡大、航続距離は355kmと「FCX-V4」に比べ40km延長している。また、衝突性能を確保しながら「FCX-V4」にくらべて全長を40mm短くするとともに、フロント・リアバンパーのデザインを変更した。

燃料電池車「FCX」
燃料電池車「FCX」


<システム概念図>
システム概念図


<主要諸元>
通称名 FCX
乗車定員 4名
最高速度 150km/h
モーター 最大出力 60kW (82PS)
最大駆動トルク 272N・m
種類 交流同期電動機 (ホンダ製)
燃料電池スタック 形式 PEFC (固体高分子膜型) (バラード社製)
出力 78kW
燃料 種類 圧縮水素ガス
貯蔵方式 高圧水素タンク (350気圧)
容量 156.6L
寸法 (全長×全幅×全高mm) 4165×1760×1645
エネルギー貯蔵 ウルトラキャパシター (ホンダ製)
航続距離 355km

FCX EPA 認可証

FCX CARB 認可証


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