ニュースリリース

2001年01月29日ニュースリリース

2001年Hondaモータースポーツ二輪参戦計画

世界選手権シリーズ

ロードレース世界選手権

1961年の初優勝以来通算497勝を記録したロードレース世界選手権は、500ccクラスに6台のNSR500が4チーム体制でタイトル奪取に向け参戦し、250ccクラスには2台のNSR250が1チーム体制で参戦する。また、500ccクラスの新レギュレーションに基づく4ストロークマシンとして、V型5気筒エンジンを搭載したマシンRC211Vを開発し、来年度からの参戦を予定している。

500ccクラス

500ccクラスに参戦するライダーは、1999年シリーズチャンピオンのアレックス・クリビーレに加え、昨年までの5年間250ccクラスで参戦していた宇川 徹がチャンピオン奪回を狙って「REPSOL YPF HONDA」(レプソルYPFホンダ)から参戦する。また昨年500ccクラスで2勝を挙げランキング2位を獲得した、バレンティーノ・ロッシが「NASTORO AZZURRO Honda」(ナストロ アズーロ ホンダ)より参戦し、初タイトルを狙う。さらに昨年それぞれ2勝を挙げランキング4位のアレックス・バロスと、7位のロリス・カピロッシが「Honda PONS」(ホンダ ポンス)より参戦するとともに、新たに昨年まで宇川 徹が所属していた「HARDWICK RACING」(ハードウイック レーシング)から、昨年までイギリス選手権スーパーバイク・クラスで活躍していたクリス・ウォーカーが参戦する。

250ccクラス

250ccクラスに参戦するライダーは、昨年初参戦ながら4勝を挙げチャンピオン争いを演じた加藤 大治郎と、1999年シーズン125ccクラスチャンピオンのエミリオ・アルツァモーラが、ファースト・グレシーニ率いる「TEAM TELEFONICA MOVISTAR Honda」(チーム テレフォニカ モビスタ ホンダ)から参戦する。

カテゴリー チーム ライダー 国籍 マシン
500cc REPSOL YPF
HONDA
アレックス・クリビーレ
(Alex Criville)
スペイン NSR500
宇川 徹
(Tohru Ukawa)
日本
NASTORO
AZZURRO
Honda
バレンティーノ・ロッシ
(Valentino Rossi)
イタリア
Honda PONS アレックス・バロス
(Alex Barros)
ブラジル
ロリス・カピロッシ
(Loris Capirossi)
イタリア
HARDWICK
RACING
クリス・ウォーカー
(Chris Walker)
イギリス
250cc TEAM
TELEFONICA
MOVISTAR
Honda
加藤 大治郎
(Daijiro Katoh)
日本 NSR250
エミリオ・アルツァモーラ
(Emilio Alzamora)
スペイン

ホンダ・ロードレースグランプリマシン 優勝回数

年度 50cc 125cc 250cc 350cc 500cc マニファクチャラ―ズ・タイトル
1960 0 0  
1961 8 10 250cc/125cc
1962 1 10 9 5 350cc/250cc/125cc
1963 1 3 4 5 350cc/250cc
1964 3 7 3 8 350cc/125cc
1965 5 0 4 4 350cc/50cc
1966 3 5 10 6 5 500cc/350cc/250cc/125cc/50cc
1967 7 7 5 350cc/250cc
             
1979         0  
1980         0  
1981         0  
1982 3  
1983 6 500cc
1984 8 500cc
1985   9   8 500cc/250cc
1986   4   3 250cc
1987   12   7 250cc
1988   2 10   4 250cc
1989   6 11   6 500cc/250cc/125cc
1990   11 5   3 125cc
1991   11 13   3 250cc/125cc
1992   10 7   7 500cc/250cc/125cc
1993   13 7   2 250cc/125cc
1994   10 8   9 500cc/250cc/125cc
1995   10 4   9 500cc/125cc
1996   5 5   13 500cc/250cc
1997   4 12   15 500cc/250cc
1998   10 1   13 500cc/125cc
1999   11 5   9 500cc/125cc
2000   3 6   6 125cc
合計 13 139 166 35 144 50タイトル/497勝
  • データは全てHonda調べ。 [‐]は不参加。[*]はこの年以降クラス開催せず。
  • 1968~1978の11年間は活動休止。

スーパーバイク世界選手権

昨年シリーズチャンピオンを獲得した、スーパーバイク世界選手権には、昨年同様2台のVTR1000SPWが1チーム体制で参戦する。
参戦するライダーは、昨年新投入のVTR1000SPWで8勝を挙げ、見事シリーズチャンピオンを獲得したコーリン・エドワーズに加え、昨年までWGP500ccクラスに「REPSOL YPF HONDA」から参戦していた岡田 忠之が「Castrol Honda」(カストロール ホンダ)より参戦する。

チーム ライダー 国籍 マシン
Castrol Honda コーリン・エドワーズ
(Colin Edwards)
アメリカ VTR1000SPW
岡田 忠之
(Tadayuki Okada)
日本

モトクロス世界選手権

昨年CR250Rを駆ってシリーズチャンピオンを獲得した、モトクロス世界選手権には1台のCR250Rを投入する。ライダーは、'99~'00年のシリーズチャンピオンを獲得したフレデリック・ボレーが「Pamo Racing」(パモ レーシング)より参戦し、3連覇を狙う。

カテゴリー チーム ライダー 国籍 マシン
250cc Martin Honda Racing フレデリック・ボレー
(Frederic Bolley)
フランス CR250R
  • (注)エントリー開幕直前にPamo RacingからMartin Honda Racingに変更になりました。

トライアル世界選手権

昨年COTA315Rを駆ってシリーズチャンピオンを獲得した、トライアル世界選手権にはCOTA315RとRTLをそれぞれ1台づつ投入する。ライダーは、COTA315Rを駆り5年連続シリーズチャンピオンを狙うドギー・ランプキンと、RTLを駆り2年連続でランキング2位の藤波 貴久が「MONTESA HRC」(モンテッサHRC)より参戦し、連覇を狙う。

チーム ライダー 国籍 マシン
Montesa HRC ドギー・ランプキン
(Dougie Lampkin)
イギリス COTA315R
藤波 貴久
(Takahisha Fujinami)
日本 RTL

全日本選手権シリーズ

 全日本選手権へは、(株)ホンダレーシングよりロードレース・スーパーバイククラス、モトクロス250ccクラス、トライアルへ参戦する。

全日本ロードレース選手権

 スーパーバイクシリーズに「Team CABIN HONDA」(チーム キャビン ホンダ)より、玉田 誠、山口 辰也の2名がVTR1000SPWを駆り、タイトル奪還を目指し参戦する。

カテゴリー チーム ライダー 国籍 マシン
SUPER BIKE Team CABIN HONDA 玉田 誠
(Makoto Tamada)
日本 VTR1000SPW
山口 辰也
(Tatsuya Yamaguchi)
日本

全日本モトクロス選手権

 250ccクラスに、「TEAM HRC」より、ディフェンディング・チャンピオンの高濱 龍一郎と、昨年ランキング2位の熱田 孝高が、連覇を狙いRC250Mを駆って参戦する。さらに、同チームより小田切 一剛が開発を目的として、4ストロークのニューマシンCRF450Rを駆り参戦する。

カテゴリー チーム ライダー 国籍 マシン
250cc TEAM HRC 高濱 龍一郎
(Ryuichiro Takahama)
日本 RC250M
熱田 孝高
(Yoshitaka Atsuta)
日本
小田切 一剛
(Kazuyoshi Odagiri)
日本 CRF450R

全日本トライアル選手権

 3年連続でシリーズタイトルを獲得している、全日本トライアル選手権には、チャンピオンの藤波 貴久がRTLを駆って4連覇を目指し、世界選手権とのダブルエントリーで「TEAM HRC」より参戦する。

チーム ライダー 国籍 マシン
TEAM HRC 藤波 貴久
(Takahisa Fujinami)
日本 RTL
チーム ライダー 国籍 マシン
TEAM HRC 藤波 貴久
(Takahisa Fujinami)
日本 RTL
チーム ライダー 国籍 マシン
TEAM HRC 藤波 貴久
(Takahisa Fujinami)
日本 RTL
チーム ライダー 国籍 マシン
TEAM HRC 藤波 貴久
(Takahisa Fujinami)
日本 RTL
チーム ライダー 国籍 マシン
TEAM HRC 藤波 貴久
(Takahisa Fujinami)
日本 RTL
チーム ライダー 国籍 マシン
TEAM HRC 藤波 貴久
(Takahisa Fujinami)
日本 RTL
チーム ライダー 国籍 マシン
TEAM HRC 藤波 貴久
(Takahisa Fujinami)
日本 RTL
チーム ライダー 国籍 マシン
TEAM HRC 藤波 貴久
(Takahisa Fujinami)
日本 RTL

アメリカでのレース

AMAロードレース・シリーズ

スーパーバイククラスに、「American Honda」からミギュエル・デュハメル、ニッキー・ハイデンが、「Erion Racing」よりカーティス・ロバーツが、RC51(VTR1000SPW)を駆って参戦する。

カテゴリー チーム ライダー 国籍 マシン
SUPER BIKE American Honda ニッキー・ハイデン
(Nickey Hayden)
アメリカ RC51(VTR1000SPW)
ミギュエル・デュハメル
(Miguel Duhamel)
カナダ
Erion Racing カーティス・ロバーツ
(Kurtis Roberts)
アメリカ

AMAスーパークロス/ナショナルモトクロス・シリーズ

 スーパークロス250ccクラスとナショナルモトクロス250ccクラスに、「American Honda」から、エズラ・ラスクとセバスチャン・トーテリがCR250Rを駆って参戦する。さらに同チームからライアン・フューズがCR250Rを駆ってナショナルモトクロス250ccクラスへ参戦する。また、4ストローク・モトクロッサーCRF450Rのナショナルモトクロス250ccクラスへの参戦も予定している。

カテゴリー チーム ライダー 国籍 マシン
250SX/
250NATL
American Honda エズラ・ラスク
(Ezra Lusk)
アメリカ CR250R
セバスチャン・トーテリ
(Sebastien Tortelli)
フランス
250NATL ライアン・フューズ
(Ryan Hughes)
アメリカ

その他の世界選手権

スーパースポーツ世界選手権(スーパーバイク世界選手権併催)

スーパースポーツ世界選手権には、新規投入のCBR600FSを駆り、Alpha Technik Honda(アルファ テクニック ホンダ)、BMK Honda(BMKホンダ)、Castrol Honda(カストロール ホンダ)、Ten Kate Honda(テン ケイト ホンダ)が、4チーム7台体制で参戦する。

チーム ライダー 国籍 マシン
Alpha Technik Honda アダム・ファーガソン
(Adam Fergusson)
オーストラリア CBR600FS
マーカス・バース
(Markus Barth)
ドイツ
BMK Honda ケヴィン・カーテン
(Kevin Curtain)
オーストラリア
イヴァン・ゴイ
(Ivan Goi)
イタリア
Castrol Honda クリス・ヴァーミューレン
(Chris Vermeulen)
オーストラリア
Ten Kate Honda ファビアン・フォレット
(Fabian Foret)
フランス
ペレ・リバ
(Pere Riba)
スペイン