ニュースリリース

2001年01月29日ニュースリリース

2001年Hondaモータースポーツ四輪参戦計画

海外活動

F1世界選手権

1964年の初出場以来参戦203戦を数え、通算71勝を記録しているF1世界選手権は、昨年より次世代の技術者の育成、ファンの皆様と夢を分かち合い、グローバルなHondaブランドイメージを向上させることを目的に、ブリティッシュ・アメリカン・レーシング(British American Racing)とジョイントし、「ブリティッシュ・アメリカン・レーシング・ホンダ」として、チャレンジを開始した。
本年は、ホンダ・レーシング・ディベロップメント(Honda Racing Development Ltd. /英国バークシャー州)を前線基地として、新設計V10エンジン「Honda RA001E」を開発、BAR-Hondaとジョーダン・グランプリ(Jordan Grand Prix Limited.)へ、F1エンジンを供給する。さらに、車体開発領域でもBARと共同開発を継続し推進する。
これによりHonda F1エンジン搭載チームは、2チーム4台となった。

チーム概要

◇ブリティッシュ・アメリカン・レーシング・ホンダ(BAR-Honda)

FIA登録チーム名 :
ラッキーストライク レイナード ブリティッシュ アメリカン レーシング ホンダ
Lucky Strike Reynard British American Racing Honda

所在地 : 
英国ノーザンプトン州ブラックリー

設立 :
1998年

◇ジョーダン・ホンダ(Jordan-Honda)

FIA登録チーム名 :
ベンソン&ヘッジス ジョーダン・ホンダ
Benson&Heges Jordan Honda

所在地 :
英国ノーザンプトン州シルバーストン

設立 :
1991年

◇ドライバー・ラインナップ

No ドライバー(国籍) チーム名 シャシー/タイヤ
10 ジャック・ビルヌーブ(カナダ)
(Jacques Villeneuve)
ブリティッシュ・アメリカン・レーシング・ホンダ
(BAR-Honda)
BAR003/ブリヂストン
9 オリビエ・パニス(フランス)
(Olivier Panis)
11 ハインツ-ハラルド・フレンツェン
(Heinz-Harald Frentzen)(ドイツ)
ジョーダン・ホンダ
(Jordan-Honda)
EJ11/ブリヂストン
12 ヤルノ・トゥルーリ(イタリア)
(Jarno Trulli)

2001年Honda F1エンジン概要

名称 :
Honda RA001E

型式 :
3.0L V型10気筒 自然吸気

バルブ :
エアーバルブ(4バルブ/気筒)

スロットル制御 :
エレクトロハイドロリック

ブロック材質 :
アルミニウム

最高回転数 :
17,000rpm以上

F1 203戦の軌跡

年度 参戦
回数
優勝
回数
獲得タイトル シャシー/エンジン
1964 3     RA271/RA271E
1965 8 1   RA272/RA272E
1966 3     RA273/RA273E
1967 9 1   RA273-RA300/RA273E
1968 12     RA301/RA301E
一期 35 2    
1983 7     スピリット201C/RA163E
ウィリアムズFW09/RA163E
1984 16 1   ウィリアムズFW09B/RA164E
1985 16 4   ウィリアムズFW10/RA165E
1986 16 9 コンストラクターズ・チャンピオン ウィリアムズFW11/RA166E
1987 16 11 コンストラクターズ/ドライバーズ・チャンピオン ウィリアムズFW11B/RA167E
ロータス99T/RA167E
1988 16 15 コンストラクターズ/ドライバーズ・チャンピオン マクラーレンMP4/4/RA168E
ロータス100T/RA166E
1989 16 10 コンストラクターズ/ドライバーズ・チャンピオン マクラーレンMP4/5/RA109E
1990 16 6 コンストラクターズ/ドライバーズ・チャンピオン マクラーレンMP4/5B/RA100E
1991 16 8 コンストラクターズ/ドライバーズ・チャンピオン マクラーレンMP4/6/RA121E
ティレル020/RA101E
1992 16 5   マクラーレンMP4/7/RA122E/B
二期 151 69    
2000 17     BAR002/RA000E
合計 203 71 コンストラクターズ・チャンピオン:6回
ドライバーズ・チャンピオン:5回
 

米国

CART チャンピオンシップ・シリーズ

1994年の初参戦以来通算124戦53勝を記録したCART FedExチャンピオンシップ・シリーズ(FedEx Championship Series)へは、アメリカンホンダの子会社ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(Honda Performance Development, Inc.)社が中心となり、エンジンサプライヤーとして継続参戦する。

エンジンは新たにHR-1エンジンを開発。チームは、昨年のチャンピオンチーム、マールボロ・チーム・ペンスキー、5シーズン目となるチーム・クール・グリーンに加え、チーム・モトローラ、フェルナンデス・レーシング、モー・ナン・レーシングの3チームがHonda ターボV8エンジンを搭載することになり、全5チームとなった。ドライバーは、元F1ドライバー中野信治がフェルナンデス・レーシングへ移籍する他、チーム・モトローラが1991年チャンピオンのマイケル・アンドレッティ、モー・ナン・レーシングは、1997年と'98年のチャンピオン、アレックス・ザナルディとHondaに500マイルレース初優勝をもたらしたトニー・カナーンのコンビとなり、3名のチャンピオンと5名の優勝経験者を有する、合計5チーム9名の体制で4度目のCARTマニュファクチャラーズ・タイトル獲得と6年連続のドライバーズ・チャンピオン擁立を目指して参戦する。

参戦体制

No ドライバー(国籍) チーム名 シャシー/タイヤ
1 ジル・ド・フェラン(ブラジル)
(Gil de Ferran)
マールボロ・チーム・ペンスキー
(Marlboro Team Penske)
レイナード/ファイアストン
3 エリオ・カストロネベス(ブラジル)
(Helio Castroneves)
26 ポール・トレイシー(カナダ)
(Paul Tracy)
チーム・クール・グリーン
(Team KOOL Green)
レイナード/ファイアストン
27 ダリオ・フランキッティ(スコットランド)
(Dario Franchitti)
39 マイケル・アンドレッティ(アメリカ)
(Michael Andretti)
チーム・モトローラ
(Team Motorola)
レイナード/ファイアストン
51 エイドリアン・フェルナンデス(メキシコ)
(Adrian Fernandez)
フェルナンデス・レーシング
(Fernandez Racing)
レイナード/ファイアストン
52 中野 信治(日本)
(Shinji Nakano)
55 トニー・カナーン(ブラジル)
(Tony Kanaan)
モー・ナン・レーシング
(Mo Nunn Racing)
レイナード/ファイアストン
66 アレックス・ザナルディ(イタリア)
(Alex Zanardi)

エンジン概要

型式 :
HR-1

形式 :
水冷V型8気筒 DOHC 32バルブ ターボチャージャー付き

総排気量 :
2.65L

エンジン・マネージメント : 

Honda Motorola

フュエールインジェクション:
Honda PGM-FI

イグニッション :
Honda TDK CDI

燃料 :
メタノール

最高出力 :
800PS/15,000rpm以上(37inch boost)

型式 HR-1
形式 水冷V型8気筒 DOHC 32バルブ ターボチャージャー付き
総排気量 2.65L
エンジン・マネージメント
  Honda Motorola
フュエールインジェクション
  Honda PGM-FI
イグニッション Honda TDK CDI
燃料 メタノール
最高出力 800PS/15,000rpm以上(37inch boost)

CART 7年間の軌跡

年度 参戦
回数
優勝
回数
獲得タイトル エンジン
1994 15 0   HondaインディV8 HRX
1995 17 1   HondaインディV8
HRX/HRH
1996 16 11 マニュファクチャラーズ・チャンピオン
ドライバーズ・チャンピオン(ジミー・バッサー)
ルーキー・オブ・ザ・イヤー(アレックス・ザナルディ)
HondaインディV8
HRH
1997 17 6 ドライバーズ・チャンピオン(アレックス・ザナルディ) HondaインディV8 HRR
1998 19 13 マニュファクチャラーズ・チャンピオン
ドライバーズ・チャンピオン(アレックス・ザナルディ)
ルーキー・オブ・ザ・イヤー(トニー・カナーン)
HondaターボV8 HRK
1999 20 14 マニュファクチャラーズ・チャンピオン
ドライバーズ・チャンピオン(ファン・モントーヤ)
ルーキー・オブ・ザ・イヤー(ファン・モントーヤ)
HondaターボV8 HRS
2000 20 8 ドライバーズ・チャンピオン(ジル・ド・フェラン) HondaターボV8 HR-0
合計 124 53 マニュファクチャラーズ・チャンピオン:3回
ドライバーズ・チャンピオン:5年連続5回
 

米国

CART チャンピオンシップ・シリーズ

1994年の初参戦以来通算124戦53勝を記録したCART FedExチャンピオンシップ・シリーズ(FedEx Championship Series)へは、アメリカンホンダの子会社ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(Honda Performance Development, Inc.)社が中心となり、エンジンサプライヤーとして継続参戦する。
エンジンは新たにHR-1エンジンを開発。チームは、昨年のチャンピオンチーム、マールボロ・チーム・ペンスキー、5シーズン目となるチーム・クール・グリーンに加え、チーム・モトローラ、フェルナンデス・レーシング、モー・ナン・レーシングの3チームがHonda ターボV8エンジンを搭載することになり、全5チームとなった。ドライバーは、元F1ドライバー中野信治がフェルナンデス・レーシングへ移籍する他、チーム・モトローラが1991年チャンピオンのマイケル・アンドレッティ、モー・ナン・レーシングは、1997年と'98年のチャンピオン、アレックス・ザナルディとHondaに500マイルレース初優勝をもたらしたトニー・カナーンのコンビとなり、3名のチャンピオンと5名の優勝経験者を有する、合計5チーム9名の体制で4度目のCARTマニュファクチャラーズ・タイトル獲得と6年連続のドライバーズ・チャンピオン擁立を目指して参戦する。

参戦体制

No ドライバー(国籍) チーム名 シャシー/タイヤ
1 ジル・ド・フェラン(ブラジル)
(Gil de Ferran)
マールボロ・チーム・ペンスキー
(Marlboro Team Penske)
レイナード/ファイアストン
3 エリオ・カストロネベス(ブラジル)
(Helio Castroneves)
26 ポール・トレイシー(カナダ)
(Paul Tracy)
チーム・クール・グリーン
(Team KOOL Green)
レイナード/ファイアストン
27 ダリオ・フランキッティ(スコットランド)
(Dario Franchitti)
39 マイケル・アンドレッティ(アメリカ)
(Michael Andretti)
チーム・モトローラ
(Team Motorola)
レイナード/ファイアストン
51 エイドリアン・フェルナンデス(メキシコ)
(Adrian Fernandez)
フェルナンデス・レーシング
(Fernandez Racing)
レイナード/ファイアストン
52 中野 信治(日本)
(Shinji Nakano)
55 トニー・カナーン(ブラジル)
(Tony Kanaan)
モー・ナン・レーシング
(Mo Nunn Racing)
レイナード/ファイアストン
66 アレックス・ザナルディ(イタリア)
(Alex Zanardi)

エンジン概要

型式 :
HR-1

形式 :
水冷V型8気筒 DOHC 32バルブ ターボチャージャー付き

総排気量 :
2.65L

エンジン・マネージメント:
Honda Motorola

フュエールインジェクション:
Honda PGM-FI

イグニッション :
Honda TDK CDI

燃料 :
メタノール

最高出力 :
800PS/15,000rpm以上(37inch boost)

CART 7年間の軌跡

年度 参戦
回数
優勝
回数
獲得タイトル エンジン
1994 15 0   HondaインディV8 HRX
1995 17 1   HondaインディV8
HRX/HRH
1996 16 11 マニュファクチャラーズ・チャンピオン
ドライバーズ・チャンピオン(ジミー・バッサー)
ルーキー・オブ・ザ・イヤー(アレックス・ザナルディ)
HondaインディV8
HRH
1997 17 6 ドライバーズ・チャンピオン(アレックス・ザナルディ) HondaインディV8 HRR
1998 19 13 マニュファクチャラーズ・チャンピオン
ドライバーズ・チャンピオン(アレックス・ザナルディ)
ルーキー・オブ・ザ・イヤー(トニー・カナーン)
HondaターボV8 HRK
1999 20 14 マニュファクチャラーズ・チャンピオン
ドライバーズ・チャンピオン(ファン・モントーヤ)
ルーキー・オブ・ザ・イヤー(ファン・モントーヤ)
HondaターボV8 HRS
2000 20 8 ドライバーズ・チャンピオン(ジル・ド・フェラン) HondaターボV8 HR-0
合計 124 53 マニュファクチャラーズ・チャンピオン:3回
ドライバーズ・チャンピオン:5年連続5回
 

国内

全日本GT選手権(JGTC)

1997年より(株)童夢と(株)無限の共同プロジェクトである「無限×童夢プロジェクト」を支援して、N-GT仕様NSXを開発し、全日本GT選手権(JGTC)へ参戦。4年目の昨シーズン、念願のチャンピオンをチーム・ドライバーともに獲得することができた。
本年は、さらに開発・熟成を進めた2001年型NSXを「無限×童夢プロジェクト」より、JGTC参戦チームへ供給すると同時に、「無限×童夢プロジェクト」も、レーシングチームとして参戦する。チーム体制は、昨年同様の、4チーム5台が参戦する。

車両概要(2001年N-GT仕様 NSX)


型式
全長×全幅
ホイールベース
トレッド(フロント×リア)
重量
フレーム
GH-NA2
4,430×1,910(mm)
2,530(mm)
1,600×1,585(mm)
1,100kg以上
アルミモノコック構造+鋼管ロールゲージ+CFRP補強



型式
形式
総排気量
燃料供給形式
点火形式
バルブ形式
最高出力
最大トルク
C32B(DOHC VTEC)ベース
水冷V型6気筒横置
3.5L
PGM・FI
PGM・IG
DOHC 4バルブ
480PS 以上
40kg-m 以上
ミッション ヒューランド製 6速シーケンシャル
サスペンション ダブルウィッシュボーン+
ショーワ製 インボードダンパーユニット
ブレーキ ALCON製 フロント6ポット&リア6ポット キャリパー
タイヤ フロント 310/30R18:リア 330/40R18

参戦体制

No. マシン名 エントラント名 監督 ドライバー
1 ロックタイト 無限 NSX 無限×童夢プロジェクト 熊倉 淳一 道上  龍
光貞 秀俊
18 TAKATA 童夢 NSX 加藤 寛規
セバスチャン・フィリップ
8 ARTA NSX AUTOBACS RACING
TEAM AGURI
鈴木 亜久里 土屋 圭市
金石 勝智
64 Mobil 1 NSX Mobil1
Nakajima Racing
中嶋 悟 ドミニク・シュワガー
松田 次生
100 RAYBRIG NSX チーム国光
with MOONCRAFT
高橋 国光 飯田  章
伊藤 大輔

全日本GT選手権シリーズ 参戦の軌跡

年度 参戦回数 優勝回数 獲得タイトル 使用車両
1997 6     NSX
1998 7 4   NSX
1999 7 3   NSX
2000 7 3 ドライバーズ/チーム・チャンピオン NSX
合計 27 10 チーム・チャンピオン:1回
ドライバーズ・チャンピオン:1回