ニュースリリース

2001年12月05日ニュースリリース

アラバマ新工場での能力拡大を発表

 Hondaの米国現地法人であるホンダ・マニュファクチュアリング・オブ・アラバマは、現地中部時間12月4日(火)午前10時30分(日本時間12月5日午前0時30分)に、下記内容を発表しましたので、ご案内いたします。

ご参考

    (アラバマ州リンカーン市 12月4日)Hondaの米国における四輪車生産子会社ホンダ・マニュファクチュアリング・オブ・アラバマ(略称:HMA、本社:アラバマ州リンカーン市、社長:吉見幹雄)は、本日、地元関係者らを招待して開所式を開催するとともに、当初計画していた同工場の年間生産能力12万台を、2002年の秋を目処に15万台まで引き上げると発表した。この能力拡大の分も含め、同工場への投資額は5億8,000万ドル、雇用は2,300名に達することとなる。

 HMAは11月14日にミニバン「オデッセイ」(日本名:ラグレイト)と、そのV型6気筒エンジンの量産を開始した。生産能力を当初予定していた年産12万台からさらに15万台まで拡大することで、好評を博しているオデッセイの需要に応えていく。

 「北米におけるお客様の旺盛な需要により、オデッセイをはじめとするいくつかのモデルは品薄となっている。我々はこの状況を打開するためHMAの生産能力の拡大を決定した。新たな夢、努力によってのみ、お客様の要望に応えていくことが出来る」と、開所式に出席したHondaの社長 吉野 浩行は語った。また、HMAの社長 吉見 幹雄は工場建設に携わった全ての関係者へ謝辞を述べ、「工場用地の準備、トレーニングセンターの建設といった州政府による協力もさることながら、地元の方の温かい支援に対しお礼を申し上げたい」と語った。

 アラバマ工場には、Hondaの四輪工場として初めて車体とエンジンを同じ建屋内で組み立てるなど、効率の高い生産を目指す新たな試みが盛り込まれている。

 1999年5月、Hondaは投資額4億ドル、従業員1,500名の四輪車およびエンジン工場をアラバマ州に建設し、2002年の春に生産を開始、同年の秋に年間生産能力12万台のフル稼働に達するとの計画を発表した。翌2000年4月の鍬入れ式においてはプレスや樹脂成形工程などの追加とそれに伴う4,000万ドルの投資、ならびに稼動開始時期を2001年の秋に早めることを発表した。その後、施設の更なる増強、工期の短縮に加えて、今回発表した年産15万台への能力増強のための約4,000万ドルを含む、合計1億4,000万ドルを更に追加投資することで、総投資額は5億8,000万ドルとなる予定である。

 今回のHMAにおける生産能力拡大の結果、Hondaの北米における四輪車生産能力は、HMAがフル稼働する2002年秋には121万台となり、北米事業への累計投資額は60億ドルを超え、直接雇用は25,000人以上となる予定である。

ホンダ・マニュファクチュアリング・オブ・アラバマの概要

社名

ホンダ・マニュファクチュアリング・オブ・アラバマ(略称:HMA)

社長

吉見 幹雄

所在地

アラバマ州リンカーン市(バーミンハム市の東方約40マイル、約64Km)

工場建屋面積

約170万平方フィート(約16万m2、4.8万坪)

敷地面積

1,350エーカー(約550万m2、165万坪)

総投資額

約5.8億ドル

生産内容

ミニバン「オデッセイ」(日本名「ラグレイト」)
および「オデッセイ」用V型6気筒エンジン

操業開始

2001年11月(フル稼動は2002年秋を予定)

生産能力

完成車15万台/年(フル操業時)
エンジン15万基/年(フル操業時)

従業員数

2,300名(フル操業時)

設備内容

プレス、鋳造、溶接、塗装、機械加工、樹脂成形、組立、テスト、品質検査