Hondaは、電動アシストサイクル共同利用システム「Honda Cycle Partner」を4日より発売する。
その概要としては、集合住宅などの駐輪スペースにポート(専用駐車場)を設置し、住民会員が地域周辺の移動のために電動アシストサイクルを共同で利用する。システムは(1)キー管理ボックス、(2)駐輪機、(3)電動アシストサイクルの3点で構成される。
Hondaはかねてより新地域交通システムICVS(インテリジェント・コミュニティ・ビークル・システム)を提案し、その実現に向けた取り組みを展開している。ICVSは環境に優しい車両を地域内で会員相互が共同で利用する移動システムであり、個人移動の利便性を損なう事なく、環境負荷の軽減、公共スペースの有効活用、交通のスムーズ化などを狙いとしており、今回はICVS事業化の第一歩となる。
「Honda Cycle Partner」はこのICVSの一環として検討を進めてきたものであり、昨年より都内の複数のマンションに同システムのテスト導入を図りながら、その実用性の見極めを行ってきた。
今後は更に電動四輪車いす(モンパル)の適用も想定し、展開を行っていく予定である。
12月4日
(1システム10台仕様、車両を除く) 2,380,000円
50セット(10台仕様1セットとして)
株式会社ホンダ・モーターサイクル・ジャパン