ご参考
Hondaの中国における合弁会社である広州本田汽車有限公司(以下、広州ホンダ)は、4月10日新型車アコードV6 3.0Lの第一号車ラインオフ式典を行い、4月26日全国一斉に発売すると発表した。年間販売計画台数は5,000台、販売価格は34万8千元(約522万円)である。これにより、同社が生産・販売するアコードは、2.0L、2.3L、3.0Lの3タイプとなり幅広い需要に応えるものとなる。
(*1元=約15円 2001年4月5日現在)
この「アコードV6 3.0L」モデルは、既存のアコード2.0L、2.3Lの上級グレードにあたり、北米仕様の最高級グレードと同等のフル装備となっている。より高級感を求めるお客様の声に応え、「アコードV6 3.0L」は乗り心地や、静粛性のさらなる向上、力強いトルクのある走り、重厚感とダイナミックさを増したスタイリングを実現している。このアコードに搭載するV6 3.0Lのエンジンは広州ホンダ用エンジンを製造している東風本田発動機有限公司にて生産する。
中国の自動車市場は2000年に全体で207万台、そのうち乗用車市場は60.5万台である。かつての公用車ユーズ主導から、最近では自営業の方など個人ユーザーユースが増え、高級車に対するニーズには根強いものがある。「アコードV6 3.0L」はこうした個人ユーザーの期待に応えるモデルである。
広州ホンダの生産販売台数は1999年の3月生産開始より1999年の1万台、2000年の3万2千台と当初計画を上回る急速なスピードで拡大し、累計生産台数は2001年3月の2年間で5万台を数えた。
2001年の生産販売台数は今回のアコードV6 3.0L発売による販売増も期待されることから、5万台を計画している。これは、中国では中高級車カテゴリーに位置付けられるアコードの高い品質と商品性に加え、中国で初めてのメーカー独自の販売・サービス店網による販売・サービス・アフターパーツ・マーケット情報のフィードバックなど、「四位一体」の高いサービスが高級志向のお客様にひろく受け入れられてきたためである。
Honda の吉野浩行社長は「アコードV6 3.0L」のラインオフ式典に出席し、「初期の成功に満足することなく、日中双方今後一層力を合わせてより高い品質の広州本田乗用車を生産していきたい。」とコメントした。
広州ホンダの門脇轟二総経理は「本日までの成果はひとえに日中双方の一致した協力の結果であり、今後とも一人一人のお客様のニーズに応えるべく商品の販売からお客様が車にお乗りいただいている期間の保守・点検・修理に至る全面的なサービスを提供していきたい。」とコメントした。
1998年7月
1億3,994万米ドル
本田技研工業株式会社 50%
広州汽車集団公司 50%
中国広州市
総経理 門脇轟二
2,300名
1999年3月
アコード2.0L、2.3L、3.0L
1998年7月
6,006万米ドル
本田技研工業株式会社 50%
東風汽車公司 50%
中国広州市
総経理 杉山 清
385名
1999年3月
アコード用エンジン