Hondaは、5人乗り量産ガソリン車として世界最高となる超低燃費29.5km/L※1を実現した、実用的な新型セダン「シビック ハイブリッド」を12月14日(金)より全国のホンダプリモ店から発売する。
シビック ハイブリッドは、「世界最高レベルの環境性能」、「セダンとしての高い実用性」、「上質で力強い走り」の3つをテーマとして開発された。燃費向上に大きく寄与する独自のハイブリッドシステム「Honda IMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)システム」をさらに高効率化させた「新Honda IMAシステム」をグローバル・コンパクトプラットフォームのシビック フェリオに搭載。超低燃費、排出ガスのクリーン化を実現するとともに、先進性・高質感を演出した内・外装デザイン、専用チューニングを施したシャシーなどにより、上質さと高品位な走り味を持つ上級セダンに仕上がっている。
最新の1.3L i-DSI※2気筒休止VTECエンジンは、i-DSIエンジンの持つ燃焼特性を活かしてリーンバーン(希薄燃焼)化した上で、可変バルブ制御技術であるVTECを、減速時の電気エネルギー回生(充電)に大きく寄与する気筒休止VTECシステムとして採用している。
加えて、性能向上を図ったアシストモーター、高効率化したパワーコントロールユニット(PCU)、無段変速オートマチックトランスミッション「ホンダマルチマチックS」の組み合わせにより、超低燃費の達成と、高いドライバビリティー、さらに国土交通省「超-低排出ガス」認定を取得するクリーン性能も実現している。
Hondaは、かねてより、排出ガスのクリーン化と燃費向上の両立による環境保全に積極的に取り組んでいる。排出ガスのクリーン化については、2002年までにすべての乗用車で国土交通省「優-低排出ガス」認定、さらに2005年までには、ほとんどの乗用車で「超-低排出ガス」認定の取得を進める。一方、燃費については、2005年までに1995年比で国内平均燃費の25%向上を目指す。
※1 10・15モード(国土交通省審査値)、※2 DSI:Dual&Sequential Ignition
500台
(消費税含まず)
2,090,000円(4ドア、HMM-S、FF)
シビック ハイブリッドの主な特長
新Honda IMAシステムは、エンジンを主動力とし、必要に応じてモーターがアシストする、量産ガソリン車で世界最高燃費を誇るインサイトに搭載された、従来のHonda IMAシステムの設計思想に基づき、さらに高効率化を図ったものである。
エンジンの負荷が大きい加速時などはアシストモーターが大きなトルクを発生。燃料消費を低減しながら、パワフルな加速を可能にしている。一方、エンジンの負荷が小さいクルーズ走行時などは、モーターによるアシストを休止。新開発の1.3L i-DSI気筒休止VTECエンジンにより、世界最高水準の低燃費を実現している。
減速時には、モーターが減速エネルギーを電力として回生。さらに新開発の気筒休止VTECシステムの採用により、エンジン抵抗を抑え、減速時の電力の回生効率を大幅に向上している。
さらに信号などでの停車時には、エンジンを自動的に停止。発進時にアクセルを踏めば違和感なく再びエンジンを始動させるオートアイドルストップシステムの採用により、低燃費とクリーン化に寄与している。
IPUのリアシート背面への収納をはじめとする、低床でフラットなフロアの高効率なパッケージングを実現。
専用シート表皮、黒木目調センターパネル、各部のクロームメッキパーツなどに加え、デジタルとアナログ表示を融合させ、先進性とスポーティさを強調する自発光式3眼メーターの採用により、ハイブリッド車にふさわしい上質感、先進さを感じさせる専用デザインとした。
シビックシリーズに採用しているサスペンション(フロント・トーコントロールリンクストラット、リア・リアクティブリンクダブルウィッシュボーン)、EPS(電動パワーステアリング)に専用チューニングを実施。また、ステアリング取り付け部の剛性向上に加え、スタビライザーはフロントをサイズアップ。リアにも追加装着することにより、高品位な走り味と乗り心地、軽快な操舵フィールの両立を実現している。
シビック ハイブリッドは、「グリーン税制」※6による減税措置が適応される。
低公害車(ハイブリッド車)特例により、課税標準額(車両本体価格の90%)の2.2%軽減(減額の端数は100円単位で切り上げ)。
*2,090,000円の場合
2,090,000×0.9=1,881,000 1,881,000×0.022=41,382→41,400円の減額
「低排出ガス」認定のランクに応じて登録の次年度より2年間減税
超-低排出ガス」認定車=50%軽減(税額の端数は500円単位で切り上げ)
17,000円の減額(2年間で34,000円減額)
さらにシビック ハイブリッドは、クリーンエネルギー車として、補助金給付の対象となっており、購入される方が一定の条件を満たした場合、補助金は240,000円を上限として給付される。