プレスインフォメーションへ
2001年ニュースインデックスへ

プレスルームへプレスインフォメーションへ
Press Information
■2001年の目次へ

四輪製品ニュース
2001年10月18日
新型車「シビック ハイブリッド」(市販予定車)
第35回東京モーターショーにて公開


 Hondaは、燃費向上に大きく寄与する独自のハイブリッドシステム「Honda IMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)システム」をさらに高効率化させた「新Honda IMAシステム」を搭載した新型車「シビック ハイブリッド」(市販予定車)を、10月26日から幕張メッセで一般公開される第35回東京モーターショーに参考出品する。

 シビック ハイブリッドは、5人乗り量産ガソリン車として世界最高の超低燃費29.5km/L※1を達成するとともに上質な乗り味を実現。さらにベースモデルであるシビック フェリオの高いパッケージング技術を採用することで、実用性を十分に備えた上級セダンとして仕上がっている。

 最新の1.3L i-DSIエンジン※2は、燃焼特性を活かしてリーンバーン(希薄燃焼)化した上で、可変バルブ制御技術であるVTECを、減速時の電気エネルギー回生に大きく寄与する気筒休止VTECシステムとして採用した。
 そして、性能向上を図ったアシストモーター、高効率化したパワーコントロールユニット(PCU)、無段変速オートマチックトランスミッション「ホンダマルチマチックS」の組み合わせにより超低燃費を達成するとともに、高いドライバビリティーと、さらに国土交通省「超−低排出ガス」認定レベルのクリーン性能も実現している。なお、新型車シビック ハイブリッドは本年12月中旬の発売を予定している。

※1 10・15モード、社内達成値
※2 DSI:Dual&Sequential Ignition(2点位相差点火)

シビック ハイブリッド(市販予定車)
シビック ハイブリッド(市販予定車)

新型車シビック ハイブリッドの主な特長

<新Honda IMAシステム>
 新Honda IMAシステムは、エンジンを主動力とし、必要に応じてモーターがアシストする、量産ガソリン車で世界最高燃費を誇るインサイトに搭載された、従来のIMAシステムの設計思想に基づき、さらに高効率化を図ったものである。
 エンジンの負荷が大きい加速時などはアシストモーターが大きなトルクを発生。エンジン燃料消費を低減しながら、パワフルな加速を可能にしている。一方、エンジンの負荷が小さいクルーズ走行時などは、モーターによるアシストを休止。最新の1.3L i-DSIエンジンにより、世界最高水準の低燃費を実現している。
 減速時には、モーターが減速エネルギーを電力として回生。さらに新開発の気筒休止VTECシステムの採用により、エンジン抵抗を抑え、これまでの課題であった減速時の電力の回生効率を大幅に向上している。
 さらに信号などでの停車時には、エンジンを自動的に停止。アクセルを踏めば違和感なく再びエンジンを始動させるオートアイドルストップシステムの採用により、低燃費とクリーン化に寄与している。

気筒休止VTECシステムを採用した1.3L i-DSIエンジン
1気筒に2本の点火プラグを備える1.3L i-DSIエンジンの燃焼特性を活かしたリーンバーン化により、さらに燃費向上を実現している。
吸・排気バルブを駆動するロッカーアームは、バルブリフト用と休止用とで構成され、通常、シンクロピストンで連結されている。減速時には、シンクロピストンを休止用のロッカーアーム内に格納。リフト用ロッカーアームと分離することでバルブは休止する。これにより、シリンダー内は密閉状態となり、4気筒のうち3気筒の休止状態を可能にし、減速時のエンジン抵抗を現行IMAシステムに対して約50%低減。
高密度900セル三元キャタライザーとリーンバーン対応NOx吸着型キャタライザーの同時採用により、国土交通省「超−低排出ガス」認定レベルをクリアするクリーン性能を実現。

新モーターアシスト機構
モーターアシスト機構は、「薄型DCブラシレスモーター」、「Ni-MH(ニッケル水素)バッテリー」、「パワーコントロールユニット(PCU)」によって構成され、モーターの出力向上、バッテリーの高効率化と、パッケージングの自由度向上に寄与するPCUの軽量・コンパクト化を追求した。
世界最高水準の出力密度と実用効率を誇る薄型DCブラシレスモーターは、現行モデルと同等のサイズとしながらも、内部の磁気回路を中心に改良することで、アシストトルク、回生トルクともに約30%の向上を実現している。なかでも、異なる金属を強固に焼き固める焼結拡散結合製法を採用したローターにより、トルクを伝達する内側部分と、磁気回路に近接する外周部分のそれぞれで、要求特性に応じた材料を使用。トルク伝達のための、ローター部の強化、および磁束高密度化によるトルク向上に寄与している。
インバーターとプリドライバーの一体化により、現行モデルに対し、重量を約30%、容積を約40%削減。
バッテリーはモジュールの高効率化によってエネルギー損失を低減。さらに収納ボックスと周辺機器の小型化により、容積を約30%削減。
それぞれ軽量・コンパクト化、高効率化した、PCUとバッテリーを、インテリジェントパワーユニット(IPU)として統合。セダン車のリア席裏への収納を可能にしている。
IPUとしての統合により、冷却経路を従来の2経路から1経路に集約。現行PCU、バッテリーの合計容積に対し、約50%削減。

<動的性能>
 新Honda IMAシステムの採用により、低速域から高速域まで上質で安定した走り味を実現。

<エクステリアデザイン>
 「スマート・エアロダイナミック」をテーマにデザインを展開。存在感のある力強さと空力性能を両立し、先進性を感じさせるスタイルとした。

<パッケージング/インテリアデザイン>
 軽量・コンパクト化、高効率化したPCUとバッテリーをインテリジェントパワーユニット(IPU)として統合。リア席裏への収納を可能にするとともに、グローバル・コンパクトプラットフォームの採用により、低床でフラットなフロアも実現。さらにシート表皮をはじめとする内装の質感の向上、デジタルとアナログの表示を融合させ、先進性とスポーティさを強調するデジタルコンビメーターの採用などにより、上質、先進さを感じる快適な居住空間を創出している

<環境性能>
 新Honda IMAシステムによる超低燃費に加え、排出ガス中の大気汚染物質(HC、NOx)を大幅に低減。平成12年度排出ガス規制値の1/4以下まで低減する、国土交通省「超−低排出ガス」認定レベルを達成するクリーン性能を実現している。

※社内達成値

<安全性能>
Honda独自のGコントロール技術に基づく、前面フルラップ55km/h、前面オフセット64km/h、側面55km/h、後面50km/hの衝突に対応した世界最高水準の新・衝突安全ボディ。
さらに現実の事故実態を見つめ、Honda独自の目標を設定したクルマ対クルマの衝突実験を実施。従来の固定バリアに比べて、より厳しい対応が要求される衝突実験においても目標値をクリアする高い衝突安全性を確保している。
グローバル・コンパクトプラットフォームのパッケージング自由度を活かし、高圧電装は集中して絶縁した上、居住空間からは隔離。電気トラブルを検知する警報システムとあいまって、万一の衝突の際にも感電を防ぐ高い安全性を実現している。

※相手重量2トンクラスまでの乗用車、双方の衝突速度50km/h、50%前面オフセットの衝突実験

「新型車シビック ハイブリッド」(市販予定車) 主要諸元(日本仕様)

全長:4,455mm、全幅:1,695mm、全高:1,430mm、ホイールベース:2,620mm

高効率エンジン(1.3L i-DSIエンジン<+リーンバーン化+気筒休止VTECシステム>)+モーターアシスト機構(薄型DCブラシレスモーター+IPU)

トランスミッション 無段変速オートマチック「ホンダマルチマチックS」

サスペンション フロントトーコントロールリンクストラットサスペンション
リアリアクティブリンクダブルウィッシュボーンサスペンション

最高出力 エンジン 63kW[86PS]/5,700rpm
モーター 10kW/4,000rpm

最大トルク エンジン 119N・m[12.1kg・m]/3,300rpm
モーター 49N・m/1,000rpm

燃費 29.5km/L(5人乗り量産ガソリン車として世界最高、10・15モード、社内達成値)

平成12年度排出ガス規制値の1/4以下まで低減し、国土交通省「超−低排出ガス」認定レベルを達成するクリーン性能を実現。

Honda独自のGコントロール技術に基づく、世界最高水準の新・衝突安全ボディ。

タイヤサイズ 185/70R14

生産 鈴鹿製作所

発売時期 2001年12月中旬を予定

発売国 日本、米国

●参考資料のページへ

関連情報 4輪製品のページへ


プレスルームへプレスインフォメーションへ