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四輪製品ニュース
2001年9月4日
「シビック ハイブリッド」に採用予定の新IMAシステムを発表

 Hondaは、燃費向上に大きく寄与する独自のハイブリッドシステム「Honda IMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)システム」をさらに高効率化させた新技術を発表。今年12月に発売予定の新型ハイブリッドカー「シビック ハイブリッド」に採用する。

 エンジン部分については、最新のi-DSI※1の燃焼特性を活かしてリーンバーン化し、さらに可変バルブ制御技術であるVTECを応用し、減速時の電力エネルギーの回生に大きく寄与する気筒休止VTECシステムとして採用。低燃費化を図っている。
 その上で、性能向上を図ったアシストモーター、高効率化パワーコントロールユニット(PCU)、無段変速オートマチックトランスミッション「ホンダマルチマチックS」を組み合わせることによって、5人乗り量産ガソリン車としては世界最高水準の超低燃費である29km/L以上※2、平成22年燃費基準適合レベルを達成するとともに、高いドライバビリティーを実現。さらに国土交通省「超−低排出ガス」認定レベルのクリーン性能も実現している。
※1 DSI:Dual & Sequential Ignition(2点位相差点火)
※2 10・15モード社内達成値
新IMAシステム カットモデル
新IMAシステム カットモデル

新「IMAシステム」の特長
 新IMAシステムは、エンジンを主動力とし、必要に応じてモーターがアシストする、量産ガソリン車で世界最高燃費を誇るインサイトに搭載された、従来のIMAシステムの設計思想に基づき、さらに高効率化を図ったものである。
 エンジンの負荷が大きい加速時などはアシストモーターが大きなトルクを発生。エンジン燃料消費を低減しながら、パワフルな加速を可能にしている。一方、エンジンの負荷が小さいクルーズ走行時などは、モーターによるアシストを休止。新開発の1.3L i-DSIリーンバーンエンジンにより、世界最高水準の低燃費を実現している。
 減速時には、モーターが減速エネルギーを電力として回生。さらに新開発の気筒休止VTECシステムの採用により、エンジン抵抗を抑え、これまでの課題であった減速時の電力の回生効率を大幅に向上している。
 さらに信号などでの停車時には、エンジンを自動的に停止。アクセルを踏めば違和感なく再びエンジンを始動させるオートアイドルストップシステムの採用により、低燃費とクリーン化に寄与している。

<新1.3L i-DSIリーンバーンエンジン>
1気筒に2本の点火プラグを備える1.3L i-DSIエンジンの燃焼特性を活かしたリーンバーン(希薄燃焼)化により、さらに燃費向上を実現している。
吸・排気バルブを駆動するロッカーアームは、バルブリフト用と休止用とで構成され、通常、シンクロピストンで連結されている。減速時には、シンクロピストンを休止用のロッカーアーム内に格納。リフト用ロッカーアームと分離することでバルブは休止する。これにより、シリンダー内は密閉状態となり、4気筒のうち3気筒の休止状態を可能にし、減速時のエンジン抵抗を現行IMAシステムに対して50%低減。
高密度900セル三元キャタライザーとリーンバーン対応NOx吸着型キャタライザーの同時採用により、国土交通省「超−低排出ガス」認定レベルをクリアするクリーン性能を実現。

<新モーターアシスト機構>
モーターアシスト機構は、「薄型DCブラシレスモーター」、「Ni-MH(ニッケル水素)バッテリー」、「パワーコントロールユニット(PCU)」によって構成され、モーターの出力向上、バッテリーの高効率化と、パッケージングの自由度向上に寄与するPCUの軽量・コンパクト化を追求した。
世界最高水準の出力密度と実用効率を誇る薄型DCブラシレスモーターは、現行モデルと同等のサイズとしながらも、内部の磁気回路を中心に改良することで、アシストトルク、回生トルクともに約30%の向上を実現した。なかでも、異なる金属を強固に焼き固める焼結拡散結合製法を採用したローターにより、トルクを伝達する内側部分と、磁気回路に近接する外周部分のそれぞれで、要求特性に応じた材料を使用。トルク伝達のための、ローター部の強化、および磁束高密度化によるトルク向上に寄与している。
インバーターとプリドライバーの一体化により、現行モデルに対し、重量を約30%、容積を約40%削減。
バッテリーはモジュールの高効率化によってエネルギー損失を低減。さらに収納ボックスと周辺機器の小型化により、容積を約30%削減。
それぞれ軽量・コンパクト化、高効率化した、PCUとバッテリーを、インテリジェントパワーユニット(IPU)として統合。セダン車のリア席裏への収納を可能にしている。
IPUとしての統合により、冷却経路を従来の2経路から1経路に集約。現行PCU、バッテリーの合計容積に対し、約50%削減。


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