ニュースリリース

2000年07月18日ニュースリリース

ホンダ、GMへのパワートレイン供給に関する契約を締結

 本田技研工業株式会社は、ゼネラルモーターズ コーポレーション(General Motors Corporation 以下GM)と昨年12月に基本合意に達したホンダからGMへのパワートレイン供給について、具体的な開発契約ならびに供給契約を締結したと発表した。

 今回の契約の内容は、ホンダがV型6気筒エンジン(ULEV対応)とオートマチックトランスミッションを開発し、GMに対し2004年モデルイヤー(2003年秋)から年間約9万台を5年にわたって供給するというものである。

 昨年12月にホンダとGMの間で達した合意には、将来技術や双方にとって有益な事業機会について将来の協力関係を協議していくことも含まれている。その一環として本年5月に、GMの100%子会社であるオンスター社とホンダは、米国で販売されるホンダとアキュラのモデルにGMの車載通信サービス「オンスター」を採用する基本合意に達しており、2001年に米国で販売される高級セダン「アキュラRL」からサービスの提供を開始する予定である。さらに、ホンダとオンスター社、XMサテライトラジオ社は、将来の車載通信サービス・技術とアプリケーションの開発に関し、協力してその可能性を模索することにおいても合意している。

ホンダとGMの間で結ばれている合意には、お互いの資本関係の締結は含まれておらず、両社はそれぞれ独立した技術開発活動を続けていく。

*米国カリフォルニア州にて2004年から施行される新・自動車排出ガス規制「LEV II」中にあるULEV(Ultra Low Emission Vehicle 超低公害車)基準に対応。現行の規制である「LEV I」中のULEV基準に対し、窒素酸化物(NOx)の排出規制がさらに強化されている。

(ご参考)カリフォルニア州排出ガス規制値

  LEV I LEV II
  炭化水素 一酸化炭素 窒素酸化物 炭化水素 一酸化炭素 窒素酸化物
ULEV 0.040 1.7 0.2 0.040 1.7 0.05

(単位:グラム/マイル)