ニュースリリース

2000年09月27日ニュースリリース

大型スポーツバイク「CB1300 SUPER FOUR」をマイナーチェンジし車体各部の熟成と軽量化を図り発売

 本田技研工業(株)は、力強い出力特性の水冷・4ストローク・直列4気筒エンジンを搭載し、迫力あるフォルムのロードスポーツバイク「CB1300 SUPER FOUR」のホイールやサスペンションなどの車体各部の熟成と軽量化を図り9月28日より発売する。

CB1300 SUPER FOUR

CB1300 SUPER FOUR

 このCB1300 SUPER FOURは、'98年3月に発売以来、大排気量車を操る満足感や、力強い走り味などでベテランユーザーを中心に好評を得ているモデルである。
 今回、リアホイールとマフラーの肉薄化やバッテリーの小型化などにより、従来モデルに比べ車体重量で5kgの軽量化を図り、軽快な走りと取り回しの良さを実現している。
また、フロントブレーキキャリパーには、スーパースポーツモデルVTR1000SP-1に採用している高性能なパーツを採用する事で、軽量化と優れたコントロール性を両立させている。
 エンジンは、排出ガス浄化装置として、エキゾースト・エアインジェクションシステム(二次空気導入装置)を採用し、国内の排出ガス規制に適合させている。
 カラーリングは、精悍なイメージのブラック(ストライプパターン)を追加し、3色のバリエーションとしている。

販売計画台数(国内・年間)

4,000台

メーカー希望小売価格

960,000円

(地域希望小売価格の一例:北海道は17,000円高、沖縄は10,000円高、その他一部地域を除く。)
(参考価格。消費税を含まず。)

CB1300 SUPER FOURの主な変更点

軽量化と熟成を図った車体・足回り(従来車比5kgの軽量)

  • フロントブレーキキャリパーをVTR1000 SP-1用の異型4ポットキャリパーを採用することで、軽量化と優れたコントロール性能を実現。
  • リアホイールの肉薄化
  • フロントフォーク・ダンパーロッドをスチールからアルミに変更するとともに、減衰力特性を見直しフロントタイヤの接地感をより向上させている。
  • フロントブレーキ・ハブをスチールからアルミに変更
  • マフラーの肉薄化

その他の変更点

  • エキゾースト・エアインジェクションシステム(二次空気導入装置)を採用し、国内の排出ガス規制に適合。
  • 燃料消費率を8%向上。従来モデル21.6km/L→ 23.5km/L。(60km/h定地走行テスト値。)
  • ハンドル形状を上方に2mm、手前に27.8mm変更することで、よりゆったりしたライディングポジションを可能としている。
  • 荷掛けフックを、新たにマフラー取り付けステー先端部に追加することで積載時の取り扱いやすさを向上。

カラーリング(3色のバリエーション)

  • 精悍なイメージのブラック(ストライプパターン)を新たに追加。
  • 従来カラーのパールフェイドレスホワイト×キャンディブレイジングレッドと、フォースシルバーメタリック(ストライプパターン)は継続。

主要諸元

通称名 CB1300 SUPER FOUR
車名・型式 ホンダ・BC-SC40
全長×全幅×全高(m) 2.200×0.780×1.165
軸距(m) 1.545
最低地上高(m) 0.130
シート高(m) 0.790
車両重量(kg) 270
乾燥重量(kg) 246
乗車定員(人) 2
最小回転半径(m) 2.8
エンジン型式 SC38E(水冷・4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒)
総排気量(cm3) 1,284
内径×行程(mm) 78.0×67.2
圧縮比 9.6
最高出力(kW[PS]/rpm) 74[100]/7,500
最大トルク(N・m/rpm) 120/5,000
燃料消費率(km/L) 23.5(60km/h定地走行テスト値)
キャブレター型式 VEPC
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L) 4.6
燃料タンク容量(L) 21
クラッチ形式 湿式多板コイル・スプリング
変速機形式 常時噛合式5段リターン
変速比 1 速 3.083
2 速 2.062
3 速 1.545
4 速 1.272
5 速 1.130
減速比(1次/2次) 1.652/2.277
キャスター(度)/トレール(mm) 27°00´/113
タイヤサイズ 130/70ZR17(62W)
190/60ZR17(78W)
ブレーキ形式 油圧式ダブルディスク
油圧式ディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式(ダブルプロリンク)
フレーム形式 ダブルクレードル