ニュースリリース

1999年04月05日ニュースリリース

小型、軽量の新世代発電機「EX6」を新発売

  本田技研工業(株)は、環境に優しく、高品質な電力を供給する小型、軽量の 新世代発電機「EX6」を、4月5日(月)に発表。4月6日(火)より全国のホンダ汎用商品取扱店より発売する。又、ホームセンター専用モデル(EX6ホリデイ)を5月10日(月)より全国の主要ホームセンターより発売する。 

EX6

EX6

 ホンダが新たに開発した 「高速多極オルタネーター」をエンジン部に組み込み、従来 搭載されていたフライホイールを省くことにより、これまでの同出力発電機に比べ重量が約1/2となり、片手で楽に移動できる小型、軽量を実現した。 
 また、このクラスでは世界初の 「マイコン制御式サイクロコンバーター」機構を搭載し、安定した電力の供給を実現するとともに、ホンダ独自の 「二重防音軽量フレーム構造」により、厳しいヨーロッパの騒音規制(EN)にも対応。 
 さらに、環境にやさしい、クリーンな高性能4サイクルエンジン(2001年EPA規制対応/2000CARB規制対応)を搭載し、実用使用域での低騒音化や燃費の向上、それによる大幅な連続運転時間の延長を可能としている。

新世代発電機「EX6」の主な技術概要

「EX6」は、昨年発売のGENE21シリーズ第2弾として、軽量コンパクトな4ストローク汎用エンジン「GXH50」と、シリーズ専用設計の高速多極オルタネーター、クラス初のマイコン制御式サイクロコンバーターを搭載。これまでの 約1/2の軽量化 を達成し、乗用車のトランクにも簡単に積み降ろしでき、アウトドアスポーツにも最適なものとしている。

  • 2.5PS/7,000rpmのパワフルで粘り強いパワーを発生する、新開発の4ストローク汎用エンジン「GXH50」を搭載。(2001年EPA規制対応/2000CARB規制対応)
  • 昨年発売したGENE21シリーズのEu9iと同じ二重防音軽量フレーム構造や大型マフラーにより56dB(A)の低騒音を実現。
  • 『16ビットマイコン制御式サイクロコンバーター』採用により安定した電圧と周波数の電力供給を可能とした。又、50Hz/60Hzの切替をスイッチで簡単に行え、50Hz時も出力が低下する事なく、60Hz時と同一出力の取出しを可能としている。
  • 使いやすさを追求した集中コントロールパネル、集中メンテナンスカバーの採用により、取り扱い性も大きく向上。
  • 高速多極オルタネーター

これまでエンジンに外付けされていた汎用型のオルタネーターを廃し、従来フライホイールが搭載されていた位置に、専用の高速多極オルタネーターを搭載している。これにより、発電システムとしては従来の約1/3の軽量化を達成し、発電機全体として約1/2の超軽量・小型化を実現している。

従来型発電システム/EXシリーズ発電システム

マイコン制御式サイクロコンバーター(三相から単相変換機)

交流の周波数を変換する装置。 
多極オルタネーターで発電した高周波の三相交流の電力をマイクロコンピューターで制御、周波数を変換し、50Hz又は60Hzの単相交流に変換するシステム。

キューブ型二重防音軽量フレーム構造

防音構造にもホンダ独自の構造を採用。このシステムは、キューブ型の防音ボックスでエンジンそのものの音を押さえ、さらに外側を覆う防音壁が内部の音の漏れを防ぐ二重構造となっている。この二重防音構造により、従来の同出力のものに比べ優れた防音効果を得ることができ、夜間の作業や家庭用のバックアップ電源としても最適なものとしている。

防音壁と冷却風の流れ

販売計画台数 (国内・年間)

12,000台

メーカー希望小売価格(国内・消費税含まず)

89,000円

 

主要諸元

  EX6
交流定格出力(50/60Hz) 600VA
直流出力 12V-6A
連続運転可能時間 約4.5時間
燃料タンク容量( リットル) 2.3
全長×全幅×全高(mm) 450×240×380
乾燥重量(kg) 12
騒音レベル(7m) 56dB(A)
始動方式 リコイルスターター
標準装備 発電部 サイクロコンバーター
エンジン部 オイルアラート、大型マフラー、大型エアクリーナー