本田技研工業(株)は、30km/L(10・15モード)以上を実現する超低燃費車用のパワーユニット「ホンダ・インテグレーテッド・モーターアシスト(IMA)・システム」を開発した。
この「ホンダIMAシステム」は、世界一高効率の燃費車を目指し、30km/L以上を達成するためのパワーユニットとして開発された。
燃費の低減(CO2の削減)は、排気ガスのクリーン化とともに自動車にとって重要な課題である。ホンダは今までも、VTEC技術を核としてエンジンの高出力化を図るとともに、リーンバーン技術で実用域の燃費を改善し、高効率なエンジンを商品化してきた。
本システムは、ホンダのエンジン技術をさらに進化させ、フリクションの低減、部品軽量化技術はもとより、リーン領域を拡大するなど、まったく新設計の軽量・コンパクト1.0L3気筒エンジンがベースとなる。さらにVTECとセンターインジェクションを組合せ、超リーンバーンで燃費低減を可能とするガソリン直噴技術も合わせて開発した。この高効率なエンジン特性に加え、エンジンに直結された薄型のモータージェネレータが、加速時には補助動力として働き、1.5L以上の走行性能を確保するとともに、減速時にはそのエネルギーを電力に変換する回生システムで、燃料消費をさらに低減する。
トランスミッションは、ホンダマルチマチック(無段変速オートマチック)を採用、伝達効率を高めるとともに、エンジン、モーターが常に高い効率でコントロールされるように、最適な変速制御を行っている。
また、蓄電装置として、軽量でサイクル寿命に優れるウルトラ・キャパシタを採用、僅か30kgで大電流の出し入れを可能としている。
高効率なエンジン、トランスミッションをベースに、シンプルな構造でモーターアシスト機能を追加することにより、大幅な燃費低減を図りながら、システム全体の重量増を約50kg(当社1.5L車比)に抑えている。
|